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この山は火石林道の三番目のカーブミラーから入山し、後は高圧線の巡視路を利用して登るようです。
早速、宮古盛岡横断道路を火石山に向うと、道路の改修で旧道に入るところが分からず、火石山を過ぎてしまいました。
ようやく旧道に入り、松草沢沿いの道路を火石林道に向うと、右側の廃道を火石林道と勘違いしてしまい、
丁度、駐車できるスペースがあったので、ここから出発しようと思い準備を始めました。
すると振り向いた方向に、何やら黒い物が動いているのが見えます。
「小熊か?」と思い、とっさに親熊がいないか辺りを見渡すと、別の熊の気配はないようです。
しかし、熊がこちらに近づいて来たのでよく見ると、遠いので小熊に見えただけで、何と成獣の熊でした。
雪が融けて根曲り竹も復活ですが、同時に熊も冬眠から覚めて活動開始のようです。
幸い、車をバックするとこちらに気付き、火石山とは反対側の斜面を登って行ってくれました。
その後、この廃道が火石林道でないことに気付いたので先を進むと、火石林道の看板がありました。
林道は木出しのトラックの重さで路面が潰され、轍で軽トラの底を擦らないように進むのが大変でした。
目的地である三番目のカーブミラーのところにスロープがあり、ロープが付けられていました。
スロープを登って林の中を進むと、芝生が生えた快適な高圧線巡視路にぶつかり、この巡視路を登ります。
山頂付近で巡視路から離れて林に入るのですが、最初の踏み跡から林に入ったので、山頂まで少し藪漕ぎをしました。
山頂は木に囲まれて眺望のない、普通の藪山の山頂でした。
下山は、尾根沿いに高圧線方向に踏み跡を進むとピンクテープがあり、こちらが正規のルートみたいでした。
ここの高圧線巡視路からは雪の早池峰山、見下ろすと遠くに雪の岩手山が見え、これが今日一番の展望でした。
今日は熊に遭遇して危機一髪でしたが、ある意味、強烈な春の目覚めを感じさせられた山行となりました。
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