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岩手の山150座には、標高500m以下の極低山から、岩手山のような2,000mクラスの百名山も含まれています。
県内の山といっても岩手県は広いので、登頂コストはそれなりに掛かります。
特に標高500m以下の極低山は、できるだけ近くの山と併せて登るようにして経費削減をしてきました。
昨日も1日で2座登ることを目標して、早朝から1座目の卯子酉山に向いました。
卯子酉山は麓の卯子酉神社が登山口で、この神社の分霊神社は11もあり、遠野の卯子酉神社もそのひとつなようです。
奥の宮までは登山道というより参道で、期待した展望台からの眺めは、杉の間から狭く太平洋が見えるだけでした。
その先の山頂を目指すと立入禁止の看板がありましたが、私有地だという意味なのか、
山頂で事件でもあったのか良く分からないので、お許し下さいとばかりに三角点を拝み、すぐに下山しました。
2座目の和佐羅比山は、男和佐羅比山と女和佐羅比山の双耳峰です。
男和佐羅比山の山頂には電波塔があるので車で登れるのですが、歩いて登ろうと思い、間明集落から歩いて出発しました。
林道を歩いているとハスラーが脇を走り抜け、搭乗者は登山者のようです。
一瞬、車で来なかったことを後悔しましたが気を取り直し、道路脇のカタクリの花を見ながら先を急ぎます。
最初の女和佐羅比山は、麓の祠を過ぎると枝が伸びた藪ぽい登山道になり、
これを登ると山頂に和佐羅比山大権現の祠があり、ここからは野田湾を見下ろせました。
次の男和佐羅比山は車道を登りましたが、所々藪を突破してショートカットしました。
山頂には三角点と山頂標識、さらに天測点という珍しい観測台がありました。
山頂は眺望が良いので、沖を進むフェリーが見えます。
登る際、電柱の下が刈払いされて歩けそうだったので、途中から電柱の路線を利用して、
男和佐羅比山と女和佐羅比山の交差点まで下山しました。
女和佐羅比山は信仰の山、男和佐羅比山は展望の山と別々の表情あったので、意外に楽しめる山でしたが、
林道で、男和佐羅比山と女和佐羅比山の双耳峰の姿が綺麗に見える所がなくて、残念でした。
岩手の山150を読み返すと、女和佐羅比山、男和佐羅比山、卯子酉山の順に登るのが「お山駆ける」の習わしのようで、
今回は丁度、その逆回りに登ってしまったようです。
さらに、卯子酉神社の奥宮からさらに進むと、お岬様と呼ばれる祠あり、そこは展望が良いとの情報も後から知り、
もう少しリサーチしておけばもっと楽しかったかも知れません。
ともあれ、昨日は天気に恵まれて目標の2座を登頂でき、とてもいい山行でした。
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