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風鞍という山名、とても登山意欲がそそられます。
さらに藪山登山家集団の方から、山頂付近のオサバグサが群生しているとのことで期待大です。
登山口までは真木林道から分岐して七瀬林道を進むのですが、これが結構ワイルドな林道。
登山口に標柱がありますが、何も書かれていません。
風鞍までは地形図にない破線コースですが、入山すると藪ではありますが、踏み跡は明瞭な感じです。
最初の黒森山までは和賀山塊らしいほぼ一直線の急登、これにはもう笑うしかありません。
黒森山山頂には山頂標識しなく、下りも急坂なので下山も苦労しそうです。
途中、風鞍に向う尾根に取り付くところで、一旦下がって崖のような尾根に取り付くところが不明瞭で、
下山時にここを忘れ、危うく登山道をロストするところだったので注意が必要です。
風鞍自体も急登で、汗をしぼられながら登ると、斜面に話しで聞いたオサバグサが群生で咲いていました。
早池峰山の向かいの薬師岳のオサバグサを見るのが好きだったのですが、近年はシカに食べられ減ってしまいました。
そんなこともあり、このオサバグサの大群生に失った人に会ったようで大感激、疲れも吹っ飛びました。
途中の開けたところから見える和賀山山塊は深山の風景、時々吹くそよ風が体に心地よい感じです。
風鞍に二時間ほどで到着して予定の南風鞍に向おうとすると、
道標を見ていた同行者から何と「中ノ沢岳に行きたい」との声が。
さらに「稜線歩きだから、景色がいいはず」との声も。
声に押されるように中ノ沢岳に向うことになったのですが、登山道は歩かれていない感じで藪化が進んでいました。
私自身は、少し進んだ時点で藪道確実と思ったのですが、
他の同行者が納得しないと思い、もうヤケクソで山頂を目指します。
中ノ沢岳は山頂に向う数メートルは展望がありましたが、ほとんどが藪道の尾根歩きといった感じでした。
中ノ沢岳に着くと、山頂標識は草むらに破棄され、何も書かれていない標識があるだけでした。
藪道は大変でしたが、結果的に中ノ沢岳まで縦走して昨日は良かったと思います。
さらにオサバグサの群生も見れて、昨日はとてもいい山行となりました。
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