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今日は行ったことがないというTさんも同行し、天気もいいので池塘に写る逆さ三ツ石が見れそうです。
県道終点から林道に入ると、この前登った時より刈払いされていることに気付きました。
なんと、藪で隠されていたはずの栗木ヶ原への分岐点も綺麗に刈払いされ、
さらにピンクテープまで付けられているではないですか。
ピンクテープを付けるのが禁じられていたのに、余りの変わり様に秘境と呼ばれた栗木ヶ原の格が、
一気に下がってしまったような気がしました。
先人達が登山道を秘匿にしてきただけに、これは観光目的なのか、ある種の悪意さえ感じてしまいます。
確かにその後、登山道は快適に進むことができたのですが、何か普通の山になってしまった感じです。
そして悪い予感が的中し、栗木ヶ原を隠していた手前の濃密な藪も刈払いされており、
これではもはや、栗木ヶ原を護るものが無くなってしまった気がしました。
栗木ヶ原に着くと、ワタスゲの湿地から三ツ石山が見え、予想通りのいい風景が眼前に広がります。
池塘を覗くとイモリが泳ぎ、奥にはニッコウキスゲが咲き、湿原は生命に満ち溢れています。
湿原を楽しんだ後は、三角点を目指したのですが、薮が濃密で伐採しながら進むことになりました。
しかし笹は太くて固いため伐採に手間取り、
三角点到達に2時間近くを要しましたが、到達した時の嬉しさは倍増でした。
無事三角点に到達して難なく下山しましたが、
あの無垢の湿原に木道が作られたりしないか、非常に心配になりました。
刈払いしないことで無垢の自然を護ってきたのに、
今日は「ああ何てことを」、そんな言葉だけが浮かぶ後味が悪い山行となりました。
よくわからないのですが、踏み跡沿いの草が刈り払われたり、ピンクテープが着けられたり、がっかりすることに理解はできますが、笹を2時間かけて伐採して三角点に到達することは理解できません。
borav64mさん、コメントありがとうございます。
今回の登山は、三角点到達が目的だったのでそうなった次第です。
実際、あんなに時間が掛かると思っていませんでした。
藪山の場合、目標物として三角点に登っていると考えてもらえばいいかと思います。
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