昨日は三ツ石山、今日は誘われて断った焼石岳の隣にある、横岳の紅葉を楽しむためのソロハイクです。
昨日の三ツ石山は激混みでしたが今日の中沼登山口は普通の感じ、何かホッとします。
昨日は登山道が川みたいだったようなので、南八甲田で使う予定だった岩礁ピン長をデビューさせてみました。
これが小川のような焼石岳の登山道にマッチし、どんどん進むことができて、とても重宝します。
焼石岳も破損している木道が多くなり、更新できないものかと歩きながらいつも思います。
避難小屋を過ぎ高度が上がり焼石岳が見えてくると、ダイナミックな斜面の紅葉が見えてきました。
今日登る横岳の紅葉も実に見事で、二日続けて紅葉を楽しむことができて何とも贅沢な気分です。
避難小屋のところからも横岳にアクセスできるようですが、地形的に崖が切り立ち、どんなルートか不安です。
そこで今回は、焼石岳の分岐から入山して尾根沿いを進み、ピークを踏んでピストンすることにしました。
分岐に着くと、横岳のコースにはロープが張られ、標柱の看板も剥がされて、自己責任のルートのようです。
ロープを越えて入山すると、意外に踏み跡はしっかりしており、準藪山といった雰囲気です。
そして最初のピークを越えると、眼下にもの凄い紅葉が広がり、まるで別世界です。
栗駒山にも匹敵するような景色で、山の反対側にこんな別世界が広がっているとは想像していませんでした。
景色に感動して稜線を進むと、休憩している先行者がいて、写真にある「お地蔵様」の場所を聞かれたので、
「横岳は始めてなので分からない」と答えると、先行者は「お地蔵様」を探しに先に行ってしまいました。
確かに写真に出てくる「お地蔵様」は興味があったので、私も「お地蔵様」を探すため進んでみました。
途中で先行者とスライドし、藪の先に「お地蔵様」があると教えてもらったので、
藪を掻き分けその場所に行くと、想像よりも小さな「お地蔵様」が二体ありました。
胆沢平野を見守る向きに建てられた二体の「お地蔵様」、地域を見守るその姿がいい風景です。
分岐に戻るまで稜線の先まで広がる綺麗な紅葉に、何度も足が止まってしまいます。
横岳の紅葉を十分に楽しんで下山に入り、姥石平から少し下ったところで、
先ほど横岳でお会いした登山者の方が倒れている登山者に声を掛けていました。
誰か負傷したのかと近寄ってみると、登山者の方が「脈がない」と言うのでビックリです。
急いで救助ヘリを要請し、救助活動をしてからの下山となりました。
今日はどうしても横岳に登りたいと思ったのですが、何か山に呼ばれた山行になりました。
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