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Sさん自体は御神坂コースが嫌いらしく、どうも今ひとつ乗り気ではありません。
天くらはA判定だったので期待して現地に行くと、山頂にガスが掛かり、上の方はヤバそうな雰囲気です。
登山口に向う途中、Sさんから「山頂にガスが掛かっているので、姫神山に変更しないか」とのメールが。
私からは「12月の御神坂コース登頂レコードが欲しいので登りましょう」と返信して、
岩手山に付き合わせる格好になりました。
登山口に集合すると、Sさんはやはり乗り気でない感じですが、まずは出発しました。
午後から天候が下るようなので、午前中にピークを決めたいと思い、スピードを上げて先を急ぎます。
気がつくと、わらじ脱ぎ場まで来るうちに、すっかりSさんとの距離が離れていました。
Sさんを待てばよかったのですが、そのまま笠締からハイマツ帯まで進んで行きました。
するとここで、アルパインウーマンのTさんが下山してきてビックリです。
時間を見ると10時30分ころ、いったい何時から登ったんでしょうか、いつもながら凄い人です。
Tさんと別れて鬼ケ城分岐に向うと、Sさんから「笠締の少し上で、ホワイトアウトなので撤退」とのメールが。
そんな訳でそれ以降、本当のソロハイクとなり、鬼ケ城分岐から先のホワイトアウト状態に突入となりました。
うっすらと見える不動平避難小屋の輪郭を目指して下り、さらに山頂の麓まで薄いトレース辿りながら進みました。
お鉢の上に登ると、体を斜めにしないと歩けないほどの暴風が吹いていて、油断すると吹き飛ばされそうです。
こんな状態なので山頂に長居は無用と思い、写真を撮影してすぐに下山に入りました。
ホワイトアウトを濃さを増して、ほとんど周りの景色が見えず、風が強いのでトレースが消され、
不動平の避難小屋に到着するまで、気が抜けませんでした。
その後は、鬼ケ城分岐に登る登山道の方向を間違えそうになったりしましたが、
心配した笠締までのコースには、意外にトレースが残っており、すんなりと下山できました。
下山後、温泉でSさんとTさんに合流し、今日の山行の話をしてお別れしましたが、
Sさんは山頂に登る気はなく、撤退で満足だったようです。
笠締から上は、とても天くらA判定とは思えない天候でしたが、12月の山頂を踏むことができて、満足の山行でした。
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