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この山は雄岳と雌岳があり、雄岳には登山道がありますが、雌岳は雪庇が繋がる冬季しか登れないようです。
久しぶりに片羽山に来たのは、この雌岳の状況を見る偵察登山が目的でした。
笛吹峠を越えて登山口に向うと、峠道から登山口に向う道が除雪されておらず、路駐して登山口まで歩くことに。
道路を歩き始めると、直ぐに山の斜面からシカが飛び出して横切り、気分は遠野物語です。
このまま登山口まで歩くと遠いと思い、途中から斜めに林の中を横断して登山道に取り付きました。
林の中を進むと、ここで親子のシカに遭遇し、母シカは警戒の鳴き声を上げて子ジカを引き連れ去って行きました。
このシカを見て夏に登った時、服にマダニが沢山着いた記憶が蘇り、シカがいるからダニがいるのは当然ですが、
強烈な記憶として今も残っています。
今回もこの山に入ったのは私一人だけのようで、ノートレース、フルラッセルで進むことになりました。
登山道はピンクテープがあり迷うことはなく、ショートカットできるところは、どんどんショートカットしていきます。
山頂が近づくと雪の量と斜度が増え、深いところはスノーシューでも膝まで沈むようになりました。
特に山頂付近は藪が濃く、斜度もかなりあって今日一番のハイライトでした。
藪を抜けて山頂に登ると、シュカブラの雪面が一見固そうですが、藪に薄く雪が乗っただけのモナカ雪、
踏み抜くと藪がコンニチハするので、注意しながら山頂に向いました。
山頂からの眺望は素晴らしく、釜石の海まで見え、雌岳まで伸びる雪庇が登山道のように見えます。
「天くら」は、午後から晴れの予報で期待したのですが、山頂は風が強く、晴れる気配は全く感じられません。
雌岳までの雪庇の状態を見たいと思い雄岳の斜面を下ってみると、
この斜面も、シュカブラのモナカ雪のため踏み抜きが多く、戻るのが大変だと思い途中から引き返しました。
今年中に果たして雌岳に登れるのか、楽しみなところもありますが、かなり大変な予感がしています。
笛吹峠から、六角牛山に登ったことがありますが、素晴らしい雰囲気でした。
県道から望む片羽山は、素晴らしい山容でした。自分も登ってみたいですね。
岩手の山も沢山登ってるんですね。
今回、初めて冬の片羽山に登りましたが、山頂からの眺めは独立峰のように良かったです。
片羽山は難しい山でないので、機会があれば是非登ってみて下さい。
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