アルパインウーマンのTさん、T氏と健脚揃いで天竺山に登りました。
経塚山に天竺山と仏教系の山名に、なんか登頂意欲をそそられます。
過去の話ですが、初めて焼石岳に登った時は丁度山の日でした。
この時、股が得て金明水避難小屋に向うコースを進んでしまい、同行者の一人が疲労で倒れ、下山が夜中の11時30分なったことがありました。
その道中、登山道がないのを知らずにパーティーの一人が、天竺山に登ると言っていたのを鮮明に覚えています。
そんなことから個人的に、前からこの山のピークが欲しいと思っていました。
しかし経塚山を越えていく天竺山、約23キロを歩く長丁場、果たして辿りつけるでしょうか。
今日は朝5時に集合して登山口までの車道を歩き、一座目の金ヶ崎駒ヶ岳山頂を目指します。
早朝なので雪は締まり、つぼ足で雪庇の回廊を登って最初のピーク、金ヶ崎駒ヶ岳に到着。
山頂から次の経塚山を望むと結構遠くに見え、さらに目的地の天竺山は頭が少しだけ見える程度です。
駒形神社から少しだけ夏道を辿り、次の経塚山に向う雪庇まで下りましたが、
雪庇の雪も締まっていて、問題なく歩けました。
初めて駒ケ岳から雪庇伝いに経塚山に登った際、藪で夏道を探すのに苦労した記憶がありましたが、
今回は夏道の位置も分かるので山頂手前の藪帯も問題なく突破し、経塚山に到着しました。
経塚山から目的地の天竺山を望むと、山頂付近は雪が融けて藪が出現して黒く見えています。
他の人のレコを読むと猛藪と書かれていたので、この状況に藪漕ぎに不安が募りますが、
山自体は見た感じ斜度は緩い感じです。
天竺山は縦走路の近くなので、この道を辿りますが、崩壊しているところや、雪に埋もれた部分がありました。
天竺山は尾根の緩そうなところから登り、登りきった藪帯をピークだと思っていると藪山プレートが見当たらず、
GPSで確認すると、何と猛藪の先にあるピークが山頂のようです。
ここからが猛藪との格闘となり、これに備えて持参した剪定バサミが大活躍し、猛藪に隙間を開けて進み、
なんとか念願の山頂に到達し、藪山プレートを拝むことができました。
長距離で藪漕ぎを強いられ、苦労して辿り着いたピークでしたが、西遊記の天竺を感じるようなピークでした。
久しぶりに藪と格闘しましたが、これまでの中で一番遠かった藪山でしたが、
長丁場の山行を無事終えることができ、充実した山行となりました。
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