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それに今週は祭りの準備で、山に没頭できない状況。
そんな訳で、9月最初の山は岩手山となりました。
駐車場に着くと早朝からの雨は止みましたが、山頂はガスで覆われています。
登山道を進むと、林の中は薄っすらとガスが漂い、遠くの景色は見えませんが、涼しくていい感じです。
この前登った時は夏の暑さでしたが、この涼しさ、もう秋山を感じさせます。
五合目あたりまで来ると眼下に雲海、稜線の上には青空が広がってきました。
途中で休んでいる登山者から「山頂は晴れだよ」と嬉しい言葉が。
八合目の避難小屋に到着すると、昨日小屋番をした山岳会の人達に声を掛けられ、
小屋番をしていないのに、無理矢理集合写真に入れられてしまいました。
小屋番の人達は下山するので、ここでお別れして山頂を目指します。
お鉢の登り始めは青空でしたが、風向きが変わったようでガスがどんどん上昇してきます。
時計を見ると時間は正午を過ぎ、丁度、山の風向きが変わる時間帯です。
下界はガスで、山頂からは何も見えませんが、残念な気持ちにならないのが不思議です。
きっと、下界の風景を見慣れているからなんでしょう。
ガスに覆われたお鉢を巡り下り始めると、途中で娘さんがヘタバッテて座り込んでいる親子の登山者に出会いました。
もしかすると要介護者かと思い近寄ると、母親から「どちらが山頂に向う登山道ですか」と声を掛けられたので、
ザレ場の登山道は慣れていないと思い、つづら折りの登山道を登るように勧めました。
聞くと、岩手山に登るのは初めて、かなりキツイ山だと感じているようでした。
不動平まで下りて振り返ると、お鉢の途中で座り込む親子が見え、無事に山頂まで行けたのでしょうか。
思えば、アミノバイタルでも渡してやれば良かったかもしれません。
今日の岩手山は、ガスでろくな風景が見れませんでしたが、
なぜか、「今日も岩手山に登ったな」という不思議な余韻が残る山行でした。
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