お正月は忙しくて遠征ができなかったので、今年最初の連休は、関東方面へ遠征しました。
初日の8日は、冬でも登れる武尊山。
この山は、冬は途中までリフトで登れ、トレースがあれば楽して山頂が踏める山です。
天気予報は午後から崩れて強風になる予報なので、これは午前中が勝負のようだと思っていました。
ところが途中で予想外の渋滞で、川場スキー場に到着したのが9時を少し過ぎた頃ころ。
急いでリフト券売り場に向かうと、こちらも長蛇の列。
これでは登頂時間が無くなると思い、ハラハラしながら列に並びました。
ようやく窓口の手前まで来た時、登山届を出さないとリフト券を買えないことを思い出しました。
しかし、今この列から離れて登山届の用紙を取りに行けば最初から並び直すことになり、これは大ピンチです。
とその時、列からさっと離れ、登山届を取りに行く男性が見え、その男性は、隣の列の私の横に戻って来ました。
見るとザックが置いてあるので、「登山者の方ですか」と声を掛けてみました。
すると、やはり登山者の方で、「登山届は三名まで記入できるので、一緒に入れてあげますよ」と、ありがたいお言葉が。
これは甘えるしかないと思い、その方の登山届に記入させてもらい、無事リフト券を購入することができました。
リフト用のICカードとココヘリの送信機をレンタルし、ここで4千円を支払いましたが、
送信機を返却すると500円が返金されるので、実質3,500円の出費となりました。
助けてくれた東京の方と第二リフトまで一緒に乗りましたが、山頂はガスで隠れています。
第二リフトを降りると、東京の方から準備があるので先行してくれて言われたので、先行して歩き始めました。
剣ヶ峰に向かう稜線は結構の急斜面でしたが、雪質がいいので、ここはツボ足で登ることができました。
最初のうちはガスの切れ間から奇麗な山並みが見えていましたが、剣ヶ峰を過ぎるとガスであたりは真っ白。
剣ヶ峰からの下りは危険そうなので、ここでアイゼンを装着。
ガスで景色は見えませんが、所々に樹氷があり、獅子頭のような樹氷もあって、雪山らしくていい感じです。
山頂に到着すると、やはりここも真っ白の世界で、眺望はありませんでした。
山頂の登山者によれば、天気が良ければ剣ヶ峰までの奇麗な稜線が見えるとのこと。
でも今回は眺望がないので、山頂には長居せずに下山に入ると、
ここで東京の方とスライドし、第二リフトで待っていると告げました。
午後から予報のとおり天候は崩れ始め、風が出てきましたが、トレースがあるので何ら問題なく下りました。
その後、第二リフトのところで東京の方と合流し、一緒にリフトで麓まで下りました。
今回、トレースがない場合に備えてスノーシューも背負って行きましたが、出番はありませんでした。
ラッセルした方には感謝です。
この日は、偶然私の隣に東京の方が来なければ、今日の山行、もしかすると時間切れになったかも知れません。
東京の方には登山届で助けられ、感謝の山行となりました。
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