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この山は、去年定例山行で登りましたが、夏場は山ビルの巣窟。
その日は小雨が降る悪天候だったこともあり、参加者に山ビル被害が続出し、私自身も帰りの温泉で、
足に山ヒルが付いているのに気づき、止血できなくて大変な思いをしました。
二回目の今回は冬なので、山ヒルを心配しないで、この山を楽しめそうです。
今日は雪の状態が良ければ鳥ヶ森まで行ってみようと思いますが、果たして何処までい行けるのか。
最初に尻平川に掛かる橋を渡り、雪に埋もれた山神社から登り始めましたが、尾根までの斜面は中々の急登。
尾根まで登り、そこから509m三角点を目指すのですが、
雪庇が付いた細尾根は凸凹で登りづらく、三角点への登りも積雪で急登になり大変でした。
方面森は藪山ですが、落葉で森の見通しが良くなり、藪も雪の下にほとんど消えたので、三角点から麓の景色が綺麗に見えました。
こんな景色を見ると、冬が藪山の一番綺麗な季節だと実感させられます。
夏は藪で地形が分かりませんでしたが、森の見通しが良くなったので地形が分かり、方面森の全容を知ったような気がしました。
数箇所の雪庇を越えてようやく山頂に到着すると、
夏は木の高いところにあった山頂プレートが丁度良い高さで、雪の深さを知らせてくれました。
最初は鳥ヶ森まで行く予定でしたが、歩いてみると積雪量が多く、
湿った雪でスノーシューの足取りも重いため、今回は鳥ヶ森を断念し、代わりに金倉山に登ることにしました。
金倉山に続く雪庇の稜線を進むと、稜線からは遠くの焼石岳まで見渡せ、今日一番の眺望でした。
クラックが入った雪庇を避けて山側に進んだつもりでしたが、突如、雪に隠されたツリーホールに片足が落ちました。
下を覗くとかなりの深さで、這い上がったところもまた深く踏み抜いてしまい、正に冷や汗ものでした。
この部分は笹帯なので雪が脆いと判断し、スノーシューを外して林の中を進み、途中からスノーシューを履きました。
二座目の金倉山には山頂プレートはなく、よくある藪山の風景で、午前中は晴れていた天気も、午後からは横殴りの雪に。
この天候では元来たルートをピストンした方がいいと判断し、方面森に登り返して来たルートを戻ると、
横殴り雪が次第に雨に変わりましたが、まずは無事下山。
今回も誰にも会わないソロ登山でしたが、方面森を独り占めしたような気がした、楽しい山行でした。
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