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故人が登りたがっていた稲倉岳も登り終え、ようやく一区切りつきましたが、
やはり以前のような登頂意欲が湧いてきません。
そんな中、昨日はS町の森林係の方が、モッコ岳までの登山道新設の下調べをしたいというので、
調査登山をしました。
比較的走りやすい志度前川沿いの林道を進み、途中の砂防ダムに駐車。
一本丸太の橋を渡り、作業道を少し登ったところから尾根に入り、沢尻岳の郡界分岐まで、廃道の跡を辿っての藪漕ぎ。
尾根の藪は比較的歩きやすく、傾斜も緩いので、登山道を新設するにはいい感じでした。
途中、ブナの木に鉈目が彫ってあったり、昔の人が作った木製の熊の罠跡など、道の痕跡らしいものがありました。
2時間ほど藪漕ぎをすると、770メートルピークの郡界分岐に到着。
ピンテはそのままにしてきたので、この廃道跡に興味のある方は歩いてみて下さい。
登山道に出ると、3人パーテイーの内の1人がアキレス腱に違和感を感じたので、
その方を残して、森林係りの方と一緒に沢尻岳の山頂を目指しました。
思ったよりは残雪がありましたが、モッコ岳までの稜線は既に激藪状態。
森林係りの方は初めて登山道を歩いたので、
この状態を見て、ようやくモッコ岳が残雪期限定の山だという意味が理解できたようです。
沢尻岳の山頂に登り、少し下山したところで、途中でリタイアしたもう1人とスライドしたので、登り返して合流。
その後は3人で下山しましたが、その途中、雪の中で丸くなっている「ヤマネ」を発見。
まだ冬眠中なのか、なぜか寝たままの不思議な「ヤマネ」。
呼吸はしているので生きているようですが、何故こんな状態になったのかは不明です。
春の一コマといった感じですが、ひとまず可愛そうなので、木の穴に入れてあげました。
昨日は久しぶに藪漕ぎをして、何か山の感覚が戻った気がして、ようやく山に戻れる気分になりました。
しかし初めてヤマネに触れ合って、何とも可愛い春の出会いとなりました。
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