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2023年05月05日 22:09登山全体に公開

GWは里山でエンド 二ツ石山・一本椈山

ゴールデンウィークも、もう後半。
知り合いは、日本アルプスに行ってしまいました。
こちらはというと、時間も資金もなく、日本アルプスなんていつの日か。
といった感じですが、実際のところは日本アルプスには興味がないのです。
山の履歴書には、アルプスに登ったという実績がブランドとして必要なのでしょうが、
あのそびえ立つ岩稜帯や赤いモルゲンロートの写真を見せられても、実際、素晴らしいと思ったことはありません。
一応、日本アルプスに興味がないと言うと、異端者扱いされるので、今年は挑戦すると表面上は公言しています。
実物を見れば考えが変わるかも知れませんが、
個人的には登山道、山小屋と、完成され過ぎたあの山域、好きではありません。
前置きが長くなってしまいました。
ようやく登頂意欲が戻り、今日はいつもの里山歩き、遠野市の二ツ石山と一本椈山に登りました。
どちらの山も地形図上には登山道のない山ですが、特に一本椈山は名前が気に入って登ることにした山です。
県内には900座以上の山があるとのことですが、個人的に標高600m以上を里山の品格と考え、
最近はこの標高以上山を登山対象で考えています。
二ツ石山の標高は910m、一本椈山は796mなので合格ラインです。
最初の二ツ石山は、当初想定していた林道が、伐採作業で関係者以外立ち入り禁止で利用できず、これは想定外。
そこで、麓の民家の脇の作業道から出発し作業道を辿りますが、この作業道は山腹を巻いてくようなので作業道を離れ、
伐採地側を登ってみると、ここは伐採で木がないので、とてもいい眺めが広がっていました。
そらに伐採地を山頂に向かって進むと林道に突き当たり、この林道を突き抜けて、ひたすら山頂を目指します。
途中、山頂に向っていい感じで獣道が延びていて、これが登山道のようで助かりました。
林は手入れされているので藪漕ぎはなく、どんどん進み、最初の二ツ石山の山頂に到着。
ここには、「サチG」氏が作成した山頂プレートがありました。
山名が二ツ石山というので、二つの石があるのかと思いましたが、
土に埋まり頭だけ出している石が二ツ石なのか、よく分かりませんでした。
東根山で「サチG」本人にお会いしたことがありますが、
何でも県内900数座の登頂に挑戦されているとのことで、凄い人です。
二座目の一本椈山は、一旦二ツ石山を林道まで下山し、この林道を進んで登ることになります。
しかし地形図で見た感じは、結構距離はありそうなので、車を使えば良かったと一瞬後悔しましたが、
ここまで来たので諦め、一本椈山まで歩く決心をしました。
やはり歩いてみると結構の距離で、一時間ほど掛かってようやく一本椈山の麓に到着。
林道を分岐し、目をつけていた手倉森林道から少し入った尾根から入山。
最初に、700mピークを目指して尾根を進みますが、このピークは登らずに、斜め西方向に旋回して山頂を目指します。
山名は一本椈山なのですが、歩いていくと杉林が続くので、
本当にブナがあるのか心配になると、突如、山頂手前で林はブナ林に変わりホッとしました。
こちらの山も、二ツ石山と同様に平らな山頂で、よく見掛ける青地に白文字のプレートと、
「さちG」のプレートがありましたが、これは地面に落ちていました。
あいにく、針金を持参していなかったので、ピンテを使い、山頂プレートを木の幹に固定しました。
残念ながら、名前の由来の一本椈は、どれがそのブナなのかよく分かりませんでした。
下山はピストンで元のコースを戻りましが、やはり距離が長く、登山口でログを見たら、19kmも歩いていました。
土日は雨の予報なので、結局、コールデンウィークは地元の里山ですが、渓流の音を聞いたり、新緑の中を歩くと、
やっぱり里山はいいなと思った山行になりました。
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