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駒頭山は岩手20名山のひとつで、分県ガイド第2版にも掲載された山ですが、登山道の状態が悪いせいか、
分県ガイドの第3版では落選した山です。
登山口のある鉛スキー場は、積雪不足のため営業しておらず、ゲレンデを登ると所々地面が出ていました。
まるで春先の藪山みたいなのですっかり油断し、松倉山まで行けそうだと思っていました。
ゲレンデにはトレースがいくつあり、駒頭山への登山者のものもあるかと、期待したのですが、
第3リフトのトップでトレースは終わっていて、スキーヤーのトレースでした。
登山口から入山すると、登山道には山頂に導くようにカモシカの足跡が続いているだけ。
どうやら、今日も誰にも会わないソロハイクになりそうです。
最初のうちは雪も少なく、つぼ足で登れたのですが、徐々に雪が深くなってきました。
これは、つぼ足で進むのは無理だと思い、保険で背負ってきたワカンを装着。
ゲレンデの雪の量で油断したのですが、やはり山の奥はそれなりの雪の量です。
この季節としては積雪量が少ないのでしょうが、ワカンがなければ敗退しそうな雪の量です。
コース自体は地形図にある登山道をトレースして尾根道を進みますが、夏道の状態は荒れているのでしょうか。
それでも、以前登った時より登山道が明瞭に分かる感じがします。
途中のロボット雨量観測所跡の辺りが個人的に一番好きなブナ林の風景で、
この先もこの山らしいアップダウンのあるブナ林が続きます。
最初の積雪量で、松倉山まで行けそうだと思っていましたが、予想以上の雪山の風景に無理そうな感じです。
結局、山頂に到着したのが午後1時過ぎ、今日の日の入りは午後4時28分ころ。
昼食を食べ終わって時計を見ると午後1時30分なので、恐らく松倉山までに行くと下山中に日暮れになりそうです。
ここで、苦渋の決断をして松倉山のピークを諦め下山すること。
駐車場の車まで戻ってみると午後4時ころ、やはり甘い考えで松倉山に行かなくて正解だったようです。
今日は麓の積雪量で、奥山の積雪量を考えるのは駄目だと教えられた山行になりました。
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