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一般の参加者は、予定人数を越える13名。
担当者によると、公募登山でこれだけ参加者がいるのは初めてとのこと。
天気は台風の影響もなく、適度に風が吹いていい感じです。
参加者の内容は男性が1人で、あとは全員女性。
反対に山岳会の方は、女性は支部長だけで、あとは全員男性。
この性別構成だと、女性の参加者に衣服を脱がせたりするような重篤な事故が発生した場合、対応に苦慮しそうです。
駒頭山は今回で3回目ですが、夏場に登るのは初めて。
山頂まで距離があるので、初心者向けの山ではない点も心配です。
コースの説明が終わり、登山口の鉛スキー場のゲレンデトップまで登るのですが、既にお疲れの方も。
ゲレンデトップに登るのに1時間ほど掛かり、かなりスローペースな感じ進んで行きます。
ゲレンデトップに登った後は、三つピークを越えるのですが、初めて登山をする方もいて、隊列は次第に離れ離れに。
途中、熱中症の方が出て、最後尾グループは途中で登頂で断念し、下山モードへ。
こちらの中間グループも疲労で足取りが重くなった参加者がいて、アミノ酸を飲ませたりして色々やってみます。
隊列は先行グループ、中間グループ、下山モードグループの三グループに別れ、
午後1時まで進んだところで下山するよう電話で指示が来ました。
こちらは中間グループでしたが、最後尾から1名増援が来たので、先行グループに合流すべく先を急ぎます。
ようやく先行グループに追いつき、午後1時での下山を伝えて一緒に山頂へ向い、先行グループは全員登頂を達成。
下山途中で中間グループとスライドし、中間グループは山頂へ登って行きました。
こちらは下山を続け、待っていた最後尾グループと登山口手前で合流しましたが、中間グループが下山して来ません。
ここで偵察の指示が出て、登り返して中間グループを迎えに行くと、参加者の1人が捻挫した様です。
何か良い対処方法はないかと考えながら、捻挫した参加者に少しずつ歩いてもらいますが、何か途方に暮れてしまいます。
すると、途中で支部長が迎えに来て、捻挫した女性登山者に付き添って下山してもらい、ほっと一安心。
やはり怪我人とはいえ、女性登山者と腕を組むのは気が引けてしまいます。
その後、一足先に下山した担当者が、ゲレンデの作業道を車で走行して来て怪我人を収容し、公募登山も終了。
今まで、人をピークに上げる技術を考えていましたが、今回は、人を下山させる技術も必要なんだと痛感させられました。
ソロハイクばかりだとこういう体験はできないので、非常に勉強になった山行でした。
毎年、山の日には何かハプニングがあるのですが、今年も普通には終わらなかった山の日でした。
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