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遠征二日目の13日は、新潟県の巻機山に登りました。
前日、福島県から峠を越えて新潟県へ。
夜中の11時半ころ桜坂駐車場に到着してみると、もう駐車場の3分の2が埋まっています。
さすが人気の山なんだと思いながら、空いているところに駐車して車中泊。
ところが夜中に雨が降り出し、明日の天気を心配しながらもう一眠り。
朝起きてみると雨は止み、天気の方は一安心。
隣の車は大阪の方で、沢登りで登頂するとのこと。
この方の話で、初めてこの山の沢が有名だということを知りました。
こちらは普通の登山者なので、井戸尾根コースで山頂を目指して出発。
1128ピークまでは急登でしたが、中間で登りが緩くなり、また八合目に向って急登りになりました。
ところが、ここで登山道が大渋滞。
ノロノロと前巻機山を過ぎると、巻機山の見事な草紅葉の稜線が現れました。
斜面に広がる草紅葉と長く綺麗に伸びる稜線、「隠れた美しい山」そんな感じがする風景です。
この山の真の山頂は、山頂標識がある方ではなく、ケルンがある方なので、
そこまで進み、さらに奥の牛ヶ岳で、麓の魚沼の景色を眺めました。
お次は、名前が面白い割引岳。
割引とは、何か「マウンテンバーゲンセール」だと思いながら綺麗な三角形を登ります。
ワレメキ山の聞き間違いで付けられた山名らしいのですが、眺望が良く、登ってお得な山でした。
下山して、ガソリンスタンドに寄ると、店主がお釣りを取りに店の奥に入ったまま出てきません。
随分、厳重に現金を保管しているものだと思って待っていると、巻機山と苗場山のガイドブックを持ってきてくれました。
きっと県外ナンバーで、車に山道具が積んであるので登山者だと思ったんでしょうか。
店主から、それぞれの山の話を聞かされ、巻機山は沢道が本来の登山道だったという話を聞かせられました。
そして、店主から「魚沼には百名山が3座もあるから、また登りに来て下さい。」と有り難い言葉をいただきました。
何気に寄ったスタンドで、山の縁を感じた不思議な出会いでした。
ここは魅力的な山域なので、また訪れたいと思いながら帰路につきました。
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