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写真�∋な源�代の鉄器（錦町5遺跡では鍛冶跡が出た）
写真��神居古潭出土鉄鍬先
予定を変更して、深川市から旭川市立博物館に向かい、帰りに神居古潭と音江環状列石に立ち寄ることに。
旭川市立博物館は2018年9月の北海道の地震の日に某大学博物館友の会のツアーで訪問したものの、停電で真っ暗の中、職員の方のサーチライトで見学したかと思うが、記録を見返すとそれは遠軽町郷土館の間違いだったか？一度来たことがあるような気がしたが記憶違いだったか？
入り口にはご多分に漏れずゴールデンカムイがお出迎え。前の館長の瀬川拓郎氏が縄文研究からアイヌ研究に傾斜し、博物館全体もそうした方向性が強くなっているらしい。
展示されている続縄文土器の多くは江別市出土品、鉄器などは恵庭市出土のもので、オホーツク土器は斜里町や常呂町などのもので、旭川出土品は少ない。学芸員のお話では、市内の恵庭や江別などの考古資料所有者が資料を寄贈したり寄託し太茂野が展示されており、全館長がアイヌ研究に傾倒したことから旭川の出土品の整理ができておらず、アイヌ以前の文化財の展示の更新ができていないらしいが少し残念。
アイヌ文化に関しては上川盆地とサケ漁と関連遺跡との関係などに関する瀬川氏らが行った研究成果が展されている。むろん、アイヌと関係の深いニブフ・ウイルタなどの北方民族や続縄文文化期からオホーツク〜アイヌ文化期にいたるアイヌ民族形成しに関する瀬川氏の研究をもとにした展示もある。「交易の民」のグローバルネットワークは樺太、千島、カムチャッカ、アムール川河口域におよび、永寧寺など、元朝や明朝との関係にも触れている。
展示内容は包括的で広域的な北海道先史時代（旧石器からアイヌ文化期まで）を理解するのに有益だが、アイヌ文化期以前の旭川地域の役割とは何かについて、今後資料の整理、分析が進むことを望みたい（現在のところ、その体制はないようだ）。
16時40分過ぎ、館を出て神居古潭へと戻る。
