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ヤマレコ的には二ヶ城山の麓から下流ですね。武田山から鈴が峰の山並みも楽しめます。
郊外の支流と違い、カモやカワウの群れも巨大になる上、潜水ガモと呼ばれる水に潜るカモが増えるため難易度は急上昇。さらに広い川幅、奥行きのある河川敷、狭い路肩と川自体の条件も厳しい場所です。
各所にかかる橋を利用して、橋の上から望遠鏡で上流下流数百メートルを一気に調べるストロングスタイルで進めてゆくのですが、対象の距離が遠いし車の通行で揺れるので特にメスの識別に四苦八苦。近ければ絶対間違えないヒドリガモとスズガモですら厄介になるのに普段から面倒なオナガガモやオカヨシガモなども混じり、半分諦めモード。
でも、今年は大潮の満潮ということもあるのかもしれないですが、カモの数が多く、手応えのある調査が楽しめました。
今年のご褒美レアカモは2種。クロガモ一年生の40羽近い群れとホオジロガモのメス成鳥単独。いずれも北日本の方にはお馴染みのカモですが、瀬戸内では珍鳥です。
久々に図鑑で特徴を確かめるカモに出会いました。
クロガモの方は河口だったこともありすぐにピンときましたが、ホオジロガモは中流域で500m近く離れており、かなり苦戦。雨覆が白と黒。目が黄色で嘴の先端が黄色、なんか体のバランスがおかしい潜水ガモってなんや?って感じで図鑑をパラパラ。ホオジロガモのメスにたどり着けました。
識別楽しいです

どちらの同定にも先日紹介した日本のカモ識別図鑑が大活躍。やっぱり強い。
https://www.yamareco.com/modules/diary/301479-detail-196084
日本の野鳥650では全く記載のなかったクロガモオス初年度冬羽もバッチリ載ってて、うっかり全部メスにカウントすることを避けられました。
ホオジロガモメス成鳥の雨覆(翼の根元の方)が黒線で三段に区切られる図も他の図鑑ではなかなか見られません。
これでようやくお役目終了。次の休みは山にしよう

写真はクロガモ初年度冬羽の群れ(の一部)。
先頭と最後にいるのがオスで、あとは全部メスと思われます。オスは嘴の根本が黄色いのですが、100mくらい離れてて水に濡れて強い太陽光のもとでは非常に分かりづらい。結局明確に雄とわかる個体以外は不明で報告。
換羽が進むとオスはクロガモの名の通り美しい真っ黒なカモに変貌します。
メスの単独行動と言うのもあるんですか!
そういう個体がハイブリッドを産み、新たな種が誕生?
なんてことを連想してしまいます。
1羽や2羽ではあり得ませんがね💦
何らかの要因で違う種の群れ同士が互いの縄張り内を行き来すると言うことも観察できたりするんでしょうか?
大きなエサ場は、色んな種が集まってきて、想像を掻き立てられますね。楽しそう🎵
スモークさんこんばんは。コメントありがとうございます。
珍しいカモの単独行動はほとんど若い個体なので、成鳥はちょっと驚きでした。
いい雰囲気、になれば面白いのですが、この雌、潜って食べるばかりで色気よりも食い気です。
カモとかカモメは日本で見られる季節ではあまり縄張り意識自体が強いようには見えず、普通にいろんな種がごちゃごちゃ入り混じる事が多いです。それでも珍鳥は群れの隅っこにいる事が多くて、お前見慣れない奴だな扱いを受けてるのかも。
逆にジョウビタキとかは縄張り意識が強烈で、いろんな相手に喧嘩を売ってます。(鳴き声のヒッヒッの後、カッカッと威嚇じみた声が入る)
先週からのカモカウントご苦労様です。😏
根の谷川から三篠川。太田川まで。 同郷ですかね。
そこら走ったりしてたから川に反応。
すみません、鳥わからなくて。
これから山ですね。
山レコで鳥 またお願いします。
ヤスハさんこんばんは。コメントありがとうございます。
ようやく正月で蓄えたものを山で減らせます。
可部町出身現在中区住みという事で土地勘のある川を担当させてもらってます。
東広島は野鳥の会以外の地域グループの勢力が強いので、そこの会員の方が調査してます。ヒト社会も縄張りのある鳥と変わりませんね。
こんばんは♪
お正月のカモ、川で色々混在していました。
1ペアだといいですが、たくさんいると♂♀分かりにくく
ネットでも調べると「雑種」という項目も・・
尾羽までちゃんと写せていないし・・
判別できないのがありました。
ちゃんと分かるともっと楽しいのになあ。
カウントするのは大変なことですね
ホビットさんおはようございます。コメントありがとうございます。
雌雄の判断がほぼつかないカルガモはもちろんのこと、広島県に一番飛来するヒドリガモも意外と雄雌の色が近くて、ごちゃごちゃだと苦戦します。
雑種はだいたいどちらかの親に似るので、ちょっと変かなと思ってもよく似た親の方でカウントしてます。特にヒドリガモとアメリカヒドリの雑種が多いですね。よく見たら目のあたりに緑のラインが入ってる雄が結構いますよ。
鳥見は慣れの部分が大きいです。よく見知った鳥なら逆光のシルエットでも数種類くらいまで絞り込めるようになってきます。
カモに限れば、嘴の色が結構キーポイントになります。飛び姿なら翼鏡と呼ばれる翼の根元に近い部分の色が種類ごとに特徴があります。
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