山とは無関係
24日は、この歳にして初めてM1グランプリというものを見た。もはや私には、現代の「お笑い」はついて行けない感じがしたが、それでも十分楽しませてもらった。こんな現代の笑いにはついていけない自分でも、令和ロマンの優勝は順当だった気がする。
そんな時、サンドウィッチマンのラジオショーサタデーを毎週登山口に向かいながら聴いていることもあり、サンドが敗者復活から勝ち上がって優勝した時のM1(2007)を不意に見たくなった。息子から、プライム会員なら無料で過去のM1がみられるとのことだったので、早速見てみた。もう映像に釘付けだった。
今をときめくサンドに注目すると、当時、敗者復活をアナウンスされ、テレビ朝日へ向かう姿は、富澤の寝癖なんか見ても、マイナー感が漂っている。会場でネタを披露しはじめは、「こいつら誰だ?」の会場の雰囲気をネタで一変させ、審査員や観客含め、会場を「お笑いのみ」で支配しきっていた。結果は、ご存知のとおりであるが、ネタの披露から、優勝し2人が抱き合いながら、9年間の苦労を思って涙を浮かべている姿まで、ずっと心がうごかされっぱなしであった。お笑いの新たな歴史が作られた瞬間の映像といっても過言ではないだろう。
私は、東北人で、2人の有名な姿を十分知っているにもかかわらず、これだけ感動したのだから、このM1グランプリ2007をリアタイで見た人は、まさに歴史に立ち会った人たちなんだろう。どれだけ興奮したか?と思うと羨ましい限りだ。
この時、最終決戦に残った他の2組の漫才も1回目も2回目もレベルが高く、素晴らしかった。今見るとサンドが実力として圧倒的な印象ではあるが、審査員が4対2対1と割れたことも、この年のM1のレベルの高さを物語っていたのではなかろうか(他の回は見てないので、わからない)。
紳助さんが一本目を見て、このコンビを予選で敗退させてたのは問題だ、というようなことを言ってませんでしたっけ?
今年はYouTubeにアップされてる予選からほとんど見ました(笑)
最近はオリジナリティ、緻密な構成、キャラクターに走りがちで、純粋に気楽に見られるお笑いという感じではなくなってきました。これも賞レースの功罪でしょうね。
もともと決勝に残ってないのはおかしい・・といったのは巨人でした。漫才としても完璧に近い、という話もしてました。それにしても、この時サンドに投票した4人が、巨人、上沼、松本、紳助、といずれも上方漫才で名を馳せてきた方々というのも、サンドのレベルの高さを物語っていると思いました。
さや香をずっと見ながら「このあと何か出てくるだろう」と期待してたんだけど、何も出ないで終わってしまいました・・・
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