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日曜日、北高尾山稜の富士見台から東方向の駒野木方面へ向かいました。
富士見台を下るとすぐに、小下沢（悪路） の小さな表札（写真）が右手に現れました。初めて富士見台に来た２０年前にも似たような表札があり（悪路の記載はなし）、ここを下った記憶があります。ただ、今回はこのルートの話ではありません。これは思い出です。
この標識をやり過ごし、坂を下って平坦地をしばらく行くと尾根の右側に広い巻き道がありました。尾根方向には道があるように見えないので、ちょっと迷いましたが、巻き道の方へ進みました。
広い道を坦々と歩いて行くとそのうち道が３つに分かれている地点に差し掛かりました。
� ，笋箟κ�向に進む道
細くて籔っぽく暗い森の中に急激に下っているようで、なんとなくこれは違うという感じです。まあ、下りていっても中央高速道に行き着くだけですからいいのですが、途中滑って足でも怪我したら大変です。
�◆／燭鹵罎瞭�
これまでの広々とした巻き道がそのまま続いているわけではなく、やはり両側から葉っぱが身体に迫るような細い道で、雰囲気が大分変わっています。昨日の雨で濡れた地面や露で濡れた草木の中に入って行くのは気が進みません。籔道に入って行くような雰囲気です。
�� やや左斜方向に登る道
３つの道の中では路面も乾いているし、これまでと同じような歩きやすい道です。少し上方へ向かっているから、いずれ尾根道になって東へ向かうだろうと想像できます。
地図を取り出しても、線が１本引かれているだけなので、判断つきません。
そこでかなり思案しました。真ん中か、左か。
直感では、なんとなく真ん中ではないかという気がしますが、自信がありません。そこで一番理屈に合いそうな��の道を選びました。
迷ったときは、尾根へ登る
これが決め手です。
まだ、道迷いしたわけでもないからこの原則を適用するシーンでもないのですが
少し登って行くと前方から若い単独女性が歩いて来ました。ああ、やはりこの道でいいのだとひと安心です。念のためどちらから来られたか声をかけてみようかとも思いましたが、やはり失礼なので、すれ違っただけになりました。
しばらくして中高年のグループがやってきました。尋ねようと思いましたが、みなさん自分たちの話に盛り上がっていてちょっと声を掛けるきっかけがなくそのまますれ違いました。
それから２組くらいすれ違いました。
だけど、今頃（午後２時）、こんなに何組も登ってくるとはなんか不自然だなあとちらっと思いました。それに、みなさんこれから登るという張り詰めた感じでなく、なんかくつろいで緩んだ雰囲気です。
そのうち熊笹山という標識が目に付きました。地図を取り出して見てみたら、確かに赤いルート上にその山名が記載されております。ああ、大丈夫とあらためて安心。でも大分歩いたのにこれしか距離を稼いでいないとはちょっと意外な気がしました。まだまだ先は長いようです。
やがて急斜面を登り始めました。上の方から下ってきた男女の中高年グループとすれ違いました。みなさん元気で賑やかです。
しばらく登ってピーク手前で、何気に左へ目をやったら、
あれ、小下沢（悪路） の標識が！ ここにもあるの？
さっき富士見台のすぐ下で目にしたものと同じものがありました。
立ち止まって考えます。待てよ、いま東へ向かっているのに北側に小下沢を示す標識があるとは不自然ではないか、位置関係からは、小下沢はこの尾根の南側にあたるのだからおかしいのでは？・・・
あれ、あれ、あれ・・・もしや・・・急いで坂を上りました
ああ、やっぱり！ そこは富士見台でした。
思わず笑ってしまいました。本当に声を出して何回も笑ってしまいました。我ながら全く愉快です。せっせとぐるり一巡し、振り出しへ戻ってしまったのです。
でも笑ってばかりもしておれません。急いで坂を下り、平坦地は小走りに駆け、さっきすれ違ったグループを追いかけました。こうなったら合流した方が無難です。
すぐにさっきの巻き道へ差し掛かりました。今度は、巻き道はやめ、尾根の方へ上がりました。尾根に上がってどんどん足を速めます。
するとやはり先ほどの３つの分かれ道に到着しました。
さて今度は、�△凌燭鹵罎瞭擦鮨覆鵑任澆泙后�細い道ですが、くねくね下るようです。まだ不安な気持ちを抱えたままです。すると右方向から騒がしい人声が聞こえてきました。
これ違うよ！ 滑るよ、危ない！ 引き返そう！
女性の悲鳴が上がります。ははん さっきのグループが、�，留Δ瞭擦魏爾辰同�生しているのでしょう。やはりそっちは×だったか、ということは、いまの真ん中の道が正しのだと少し納得です。
巻き道を来たのが間違いよ、やはり尾根の方が正しかったのよ
などわいわい言いながらグループが引き返し始めました。
グループが私と同じ失敗をしては気の毒です。それで私も念のため引き返して入り口で合流し、一緒に真ん中の道を下ってきました。そのうちグループが往生した右ルートも途中でこの道に合流していることがわかりました。結局、右側と真ん中が正解で、私の選んだ左側だけが×でした。
道が３つに分かれるところだから、簡単な標識がほしいですね。
無事、駒野木と荒井・摺指の分岐点に到着し、グループは駒野木へ向かい、私は摺差へ下山することにして一休みしました。
すると、なんかさっき振り出しへ戻る途中にすれ違った気がする人が同じ方角から現れました。ちょっと気落ちしているご様子・・・さては・・・
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