12月は散々な目にあった。
といっても山でのことではなくて、私生活で
12月に入った途端に風邪症状、熱が出て咳はひどく、土日と一睡も出来なかった。喉がおかしくて息が出来ない。喘息になるとこんなものだろうかなどと考えてしまう。たまらず近くのクリニックを受診したら、幸い肺炎は起こしてないと言われ一安心、高齢者にとって一番恐ろしい病気だ。薬を処方され、治るまで10日も掛かった。
やれやれと土曜日になるのを待って大好きな景信山をそろりそろり。歩き始めに少し腰に違和感は覚えたものの最後まで何ら支障なかった。
でも、このお出かけが裏目に出たのか、翌日風呂場の清掃をしていたら徐々に腰が痛み出し、夕方には最高潮、椅子から立ち上がれない。ソファに座ったらもう駄目、必死に家具に掴まって立ち上がろうとするが腰全体がガクーンと壊れて一巻の終わりになってしまいそう、そうなったら一生車椅子の生活だ、マジで恐怖に駆られた。嫁殿は、不死身の男が何をしていると眺めている。
腰痛は過去にしばしば経験したが、ここのところ無縁だったので油断した。湿布薬を貼って安静にしてれば治るのだが、師走の忙しさで仕事を休めない。堪えながら動き回ったのでなかなか軽快に至らず、山へ行けない。週一山へ通わないと気分も沈む。今日になってようやくベッドから立ち上がるのに苦労しなくなった。年末は、大倉尾根から塔の岳へ登るのを楽しみしていたが、これもふいになってしまった。あそこは、若者が多いので自然と自分も若返って元気になるのだが。
これに追い打ちを掛けられた。年末の定期通院のとき、先日の大腸検診でポリープが見つかったから来月入院して切除手術をすると告げられてしまった。2泊3日内視鏡によって行うとのこと、ここに来てこんなこと言われて気分の晴れないこと甚だしい。主治医の若い女医先生は、「内視鏡の先生はとても上手で、私が検査や手術をして貰うときは絶対この先生に頼むわ」と明るく言ってくれたのがせめてもの慰めか。
年が明ければ80才、くよくよ考えてもしょうがない、何も考えずに幼児の気持ちでまた楽しく山を歩ける日を待つしかない。
それにしても12月に悪いことがどっと押し寄せたものだ。悪い在庫一掃で厄払いになるか、それとも来年の予兆か・・・
うーん、高齢者はつらい。
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