13年前に購入したガラケーがだいぶ前から壊れかかっていたのを、もう年だからこれでいいや、電話とメールさえ繋がればOK、壊れたらそれっきりにしよう、なければないで一向に構わない、などという気持ちでいた。
しかし、廻りがそれを許さない。口うるさく責め立てる。
それではと思っても、どうもショップに予約するのが億劫だ。この予約というのが大嫌い、病院以外は予約しない。
するとごく最近オフイスのすぐそばにドコモショップの臨時の短期出張所がオープンした。若者が毎日テイッシュを配っていたので通るたびに毎日貰った。その店が今週で閉じるという。それで心が迷いはじめた。
最終日の昨日、店の前を通ったら店内に客の姿はなかった。居合わせた店員に予約なしでOKかと聞いてみた。
「勿論OKです!どうぞ」
これで購入が決まった。
1時間後には、袋を下げて嬉々として店を出た。
「電話とメールはすぐ使えますよ。」
それは有難い、面倒な設定も不要か、安心だ(とその時は思った)。
アイフォンの機種が2万3千円、月額使用料はこれまでと同じ2千円程度、乗換えサービスで安く済んだ。
家に帰ってまず電話番号登録に取り掛かった。わからない。うーむ、唸るばかり、これは大分ぼけ防止に役に立ちそうだ。
先週、登山靴を購入した。5年前に購入したアゾロがあちこち傷み、底もすり減って雨の後が危ない。
さて今度はどの靴にしようかとあれこれ悩んだが、やっぱり同じアゾロを選んだ。現在のアゾロがあまりにピッタリと合い過ぎているからだ。履いているだけで歩くのが楽しい。もう、高い山の岩場などは歩かないから足に合いデザインも気に入ればそれで十分、2万5千円では安い買い物だ。
もちろん店では他の靴も履いてみた。アゾロの前に長年愛用したスカルパ、だが現在のスカルパはなんか自分の足にフイットしなくなった、デザインも以前ほど垢抜けしない。シックな「クリスタロ」で高い山を、美しい「カイラッシュ」で低い山をせっせと歩いた頃が懐かしい。ローバーも履いてみたが、こちらは自分にとって全く異質な感覚、頑丈そのものだが、年齢的にちと荷が重い。
山へ出かけるたびに家の靴棚の端っこに鎮座している「スカルパ・ミラージュ」に目がゆく。まだ新品同様だ。6年前に購入したものだが、その時はすでに76歳だった。もうこの靴を履くこともないだろうと思ったが、購入した。夢だけは持ち続けたかったのだろう。その後4・5回履いただけだ。きれいなまま飾っておきたいのだろうか。
明日は、久しぶりに景信山、アゾロの試し履き、店員の話では今回のアゾロは少し細身になっているという。そんな風にも感じるが、大丈夫だろう。
今月は、立て続けに出費が嵩んだ。まあ、どちらも嬉しい出費だからOKです。
写真1 新アゾロ(色あいは旧のオレンジの方が好き)
写真2 旧アゾロ(まだ使用可能なので泥道で履く予定)
写真3 乗り換えの済んだ携帯(まるで自分の身体のようだ)
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