3年連用日記帳が今年で終わるので、また3年連用の同じものを買った。今回は、ちょっと不安がよぎった。これを最後まで使いきれるだろうか。来年の1月には83歳になるから、新しい日記帳の最後のページにたどり着くときは86歳近くになっている。なんかがっくりとまではいかないが、それまで書き続けられるか心配になった。。
今の調子で山を歩いていればなんとかなりそうだが、どんなものだろうか。うーん・・・・迷ってしまう(いや、迷うという話とはちがうのだが)。自分でもわからない。
今年は売り出し早々購入した。いつも同じ3年連用日記を使用してきて現在のが4冊目(それ以前はPC)、表紙の色がいろいろあるので混同しないよう毎回色を変えて買っている。
今年は7色そろっていた。そのうち、ブラック(暗い予感)、ゴールド(成り金)、ピンク(ふしだら)、はそれぞれのイメージがあって対象から除外(偏見かな)。今まではベージュ、ブルー、イエロー、の3色で選んできたが、今年はボルドーという名称の色を初めて目にした。
赤ワインの色だ。かなり濃い赤だ。なんか毒々しいのでちょっと戸惑ったが、自分はワインが好きだし、この色のは今まで買っていないからほかのと区別しやすいし、これがいいかなと思ってそのボルドー色の日記帳を買った。
それから家で毎日手にとって眺めた。これからの3年間は、時を繋ぎ止めるように毎晩このボルドー色の日記帳に日々の出来事を記してゆくわけだ・・・毎日このダークレッドの表紙を手にして・・・じーっと眺めてしばし沈黙・・・なんか徐々に不吉なイメージが・・・血、血、血、・・・そう・・これは血の色だ。
自分の身体から血が滲み出る、そんなイメージが湧いてきて消しようがない。内臓出血?・・外傷?・・山の事故?・・・そんなイメージに悩み始めたある朝の洗顔時に何気に鼻血がどっと出た。そんな経験したことないのでびっくりした。慌ててテッシュで押さえたがたちまち真っ赤になった。大声で妻を呼びテッシュを丸めて鼻穴へ突っ込んだ。それを数回繰り返してようやく止血した。これが3日続いた。その後はなんともないので何かの拍子に鼻穴が傷ついたのだろう。でもなにかのサインかもしれない。やはりボルドーはやめよう、そう決めた。
それで別な色の日記帳を買うことにして同じ店へ行った。選べるのは、ベージュ、ブルー、イエローのうちのどれかだが、いま使用している日記帳とはちがう別の色を選ぼうとしてはたと困った。あれ、今の日記帳の色は何だっけ、待てよ、落ち着いて・・ダメ、いくら考えてもその色が思い浮かばない。3年間毎日手にしてきた日記帳なのに、最近はこんなことばかりなのでまたかという感じだに過ぎないが、困ってしまった。迷った揚句、まあ、一番明るそうだからとイエローを選んだ。レモンイエロー、これに決めた。かって愛用したミレーのザックも同じイエローだったし
余計な出費をしてしまったと家に帰ってみたら、なに、やはりと言おうか、いま使用している日記帳の色がイエローだった。ああ、やっぱりと、最近はこんなことばかりだ・・・だけど気にしない、気にしない、これを気にしていたらこれからの老後(いまでもそうだが)生きていけない。
とても明るいイエローだ、来年からもこの色のように明るい日記を書き続けていこう。神様、お願いします。
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