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本当は大倉尾根で塔ノ岳が一番いいのだけど、だけど無理だろう、イメージを描いているうちにハアーとため息が出る。疲れた、もう駄目、体力的に駄目だよ、ガックリ項垂れている自分の姿が目に浮かんでくる。年末にきて無理するのもどうかと思うし、病気による事故でも起こしたら惨めだ。取り返しがつかない。今回は見送ることにした。年が明けたらチャンスを狙おう。
それなら景信山であっさり済ませてしまおうか、以前はよくそうしていたが、やはり1年の締めくくりだ、なんとなく胡麻化しているようで中途半端な気持ちが残る気がする、年末の仕事も家事も片付いてようやくすっきりした気持ちでいるのに、景信山ではちょっと情けない。
あれこれ考えたが、結局のところ「スルギ尾根」に決めた。アップダウンが激しく適度にスリリングな箇所もあって歩き応え十分だ、なんといっても10月に歩いたばかりなのでコース状況が分かっていて安心、頭はあっても山や岳がないのがちょっと見栄えしないがいいだろう。
というわけで今日いそいそと出かけた。コースにはいつもと違って登山者が多かった、みなさん登り納めで頑張ったのだろうか。7時前に家を出てちょうど6時帰宅、休憩1時間を除いて6時間歩いた。風呂からあがってビール片手に鍋いっぱいのおでん、楽しく充実した一日だ。あれだけのアップダウンを歩き切った、大丈夫、体力は大丈夫だよ、塔ノ岳もやれるよ、最近しょぼくれがちな自分に言い聞かせた。
写真1 ピークのひとつ「六ツ石ノ頭」、急坂の登り返しがきつい、対向者があっーと声をあげたがずるずる滑り落ちそうなっただけで済んだ。
写真2 祠を守る怪獣? このコースには妙なものが多い、以前と違った場所で例の「貞子の手」が足元に伸びてきたり、前回の怪獣も依然として居座っていた(ただし少し枯れ気味?)
写真3 子の権現駐車場あたりから望むスルギ尾根(と思うが)、あそこを歩いてきたのかとおもうと愉快になってくる。
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