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途端に風は遮られ、視界も回復。危険は回避できた。しかし、この状況は今後の検討課題/反省点を多く残した稜線歩きであった。細めでも良いので40m程のザイルを携え、コンテで歩きパーティが別れない基本を忘れていた。ゴーグルやアウターも最善の策を取らなくてはならない。
たまたまの偶然と幸運で登頂と下山ができたが、雪庇を踏み抜いたり、わずか何mかルートをそれて滑落のリスクも否定できない。単独なら撤退した実力不足を、経験者同行との互いの油断が危険を生み、はぐれる事によるパニックの発生も考えられる。
このような点は充分反省しながらも、更なる挑戦への足がかりとして、充実した山歩きであった。
伯耆大山 作成中の山行記録本文より抜粋
お疲れ様でした!
ホワイトアウト時のナビゲーションは本当に難しいものですね。
最近はGPSがもてはやされていて、確かに便利で有効と思いますが、それだけに頼り切るのは危険だし、そもそも登山の楽しみも減少するように感じます。
対策は、デポ旗使ったりなんだりと色々とあると思いますが、実際にホワイトアウトになると簡単に動けるわけもなく、状況の先読みが冬は本当に難しいです。
一歩間違えると大変なことになる場合もありますが、この状況判断の勝負が醍醐味なのかもしれませんね。
gogo1528さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
大山は伯耆富士の名の通り、八合目までひたすら登り、頂上台地の縁にあたるところから急になだらかになります。
これが曲者で、視界不良時に何も考えずに歩くと、とんでもない方向を目指すか、急激に切れ落ちた崩落尾根から転落します。
GPSはスマホを含め 2人で四台所有してましたが、軍用になるくらいの精度が無いと、今回のような5m先を探すようなピンポイントは見つけられないような気がします。おっしゃる通り、野性の勘も失われますので、頼りませんでした。
現役の頃は、大人数の利点を活かして、赤布を細竹にくくり付けた物(リードと呼んでいました)を50本程携行して、必ず帰れるようにしていましたが、今回は連休時の人の多さを当てにしていた面は反省すべき点です。
地元山岳会、もしくはプロの方が設置されたリード(赤布無し、フレキシブルな棒のみ/写真中)を、ルートファインディングに利用させてもらいました。
昔、白馬岳に集中登山していましたので、白馬乗鞍岳で何度も怖い思いをした経験が少しは活かされたようです。
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