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このサイトには随分助けられた。実社会でリアルに支えてくれた方々にはもちろん感謝の念に堪えないが、この日記や山行記録にコメントしてくれた名前も姿も知らない方々にも、どれだけ救っていただいたか。
「日記」なので、へりくだる事無く好き放題書き通した。なのに、暖かい言葉の数々を拝受した。
オレは、心が弱い。だから、たかが病気をしたくらいで、現実を病気の所為にして窮状を訴える一年だった。がんで苦しんでいる人は、それこそ星の数程居る。余命告知をされて、苦しみもがいて、自らの命を絶つ人も居る事は知っている。
オレには、山に登る体力が有る。なのに、事有れば病気を口にして、本来もっと苦しんで現実を見つめなければならないのに、逃避していた。
繰り返すが、オレは心が弱い。愛する彼女を始めとして、様々な人たちに救いを求め、心の底を見てもらわないと気が済まないのだ。
幼少の頃より、何をやっても続かないし、うだつが上がっていたとは言い難い。
だが、山と撮影だけは止めなかった。
心を熱くして、喜びに打ちひしがれる経験を誰もがしていると思う。それがオレにとっては、山とカメラだったのだ。
ザリッとした花崗岩を掴み、足場を確かめながら一歩ずつ岩を攀じる。アイゼンの利きに安堵しながら、ピッケルにささやくように話しかける。
シャッターを押しながら、その出来映えに心躍らせ、人たちの笑顔や料理人の渾身の芸術、可憐に揺れる花、神々しく光り輝く山達を未来永劫の絵に留める。
そのような過去と現在、そして未来の山登りと絵創りが有るからこそ、オレは復活できた。富士や劔、雪の大山に返り咲く事ができたのだ。
政局と経済同様、オレの未来もどうなるのかまるでわからない。だが、山とカメラが有る限り、オレは生きてゆく。
そして、伝える手段が有る限り、人々にオレの生き様をすべて余す事無く知らせてゆく。
それこそが、山人の魂だと思う。
すべての人に幸せが訪れ、来年こそは輝かしい年でありますように。
Photo1:移動性高気圧に覆われ、のどかな琵琶湖の陽炎の上に近江富士・三上山は浮かび上がる JR湖西線車内より
Photo2:古の街、スイスルツェルンを想起させる木橋が浮かぶ沼。古民家越しに琵琶湖が顔を覗かせ、遠くに伊吹山が鎮座していた JR湖西線車内より
Photo3:積雪の比良山系堂満岳を背景に、長駆青森から年末の三日間のみやってきた臨時特急日本海号 JR湖西線和邇駅にて
すべて2012.12.29撮影
©sekitori
sekitoriさんいつも素晴らしい写真をありがとうございます。
眺めるだけのアルプスや雪山、sekitoriさんの写真のお陰で少し身近に感じる事ができました事に感謝しております。
実は同じ29日、縁あって参加したバスツアーにて名神・中央道を信州方面へ。伊吹・御岳・南ア…好天に恵まれた車窓より眺めておりました。
カメラを持って山へ出掛けられる気持ち、少し理解する事が出来たような気がします
sekitoriさん、おはようございます。
1年が終わりましたね。
十分な準備と研究をして望んでも上手くいかないこともあれば、思いがけずすんなりいくこともあるのが、人生。
その過程で露呈してしまう自分の脆弱さも、素のままの自分として、あるかままに受け入れられようになったのは、私の場合、仕事の第一線からリタイヤしてから。
sekitoriさんはお若いのに、もう、それができている・・・、きっと、大病をした経験が、飛び越えさせてくれたのでしょう。
sekitoriの新しい年が‘元がん患者’ という、形容詞なしで出発できるよう、お祈りしています。
mizuki
inakabusさん、おはようございます。こちらこそ、いつもコメント頂いてありがとうございました。
あの素晴らしい天気の日に、旅をされたんですね。何よりです。
良く、美しい光景は写真などに閉じ込めるのでは無く、心で記憶すれば良い、との意見を目や耳にする事が有りますが、私はそうは思いません。
様々な森羅万象や特別な出来事、またいつもの平凡な事象を、小さな機械で瞬間を切り取り、人に伝える。
そして、その感動や驚愕、感嘆を共有する。
そのために仕事をして、趣味でも撮影しています。まだまだ伝えたい風景は無数に有ります。来年も、どうぞよろしくお願いします。
mizukiさん、おはようございます。いつもコメントありがとうございました。
早いような、長かったような…。とにかく大変な一年でした。前期の抗がん剤副作用との闘い、後期の高山と資格試験への挑戦。もちろん、リハビリと平行して業務復帰の努力もしました。
全てが上手く行った訳ではありませんが、ものすごく充実しています。
しかし、ある程度の達成感はありますが、まだまだ立ち止まりません。夢は、始まったばかりです。
山行日記のあのタイトルも、少しでもがん患者への励ましになれば、との想いを込めて付けました。ですので、「元」が外れないように祈念しながら、続けようと思っています。激励のお言葉、ありがとうございました。
来年も、御指導よろしくお願いします。
だいぶ迷いましたが…
自分は話すのが仕事なんです。(営業ですね
普段仕事をしていて思うのが、
言葉とは
いかに相手に物事・気持等を伝える事が出来るか。
自分の気持ちを、最大限に伝える事が出来ると
ダメでも納得がいきます。諦めがつきます。
かなり伝わった!と思う時は、大体が商談成立です。
言葉とは凄かったり 怖かったり…(大半は言葉って怖いと思ってます。
いくら素晴らしい事も、伝わらなければちっとも素晴らしくなくなってしまう事は良くあります。
自分は私生活で、わりと喋る事に関しては失敗はありません。(あくまでも 【わりと】です。もちろん失敗します。
と 前置きが物凄く長くなってしまったんですが…
【感謝と自戒。そして明日へ。】
この自分の気持ちを言葉に出来ないのが…
何と言葉にして良いのか…
『オレは心が弱い』
sekitoriさんだけじゃないですよ…
誰でも弱くなると思いますよ…
強がってる人は居るかもしれませんが、強い人なんて居ないと思います。
sekitoriさん!
是非また来年も宜しくお願いします!
zorobejiさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございました。
大掃除を終えて一杯呑んで、たっぷり昼寝してました^^;
おっしゃる通り、人間にとって言葉はとても大事ですね。
「言わなくても、心で伝わる」なんてのが理想かもしれませんが、やはり思った事を相手に言葉で伝える能力は、生きてゆく上で必須だと思います。
私は、写真でそれを行う(伝える)事を業としていますが、著述業も時々しております。
写真や文章は、時として暴力にもなります。
知らぬ間に誰かを傷つけているかもしれませんので、私生活を含めて、言葉は慎重に使いたいと思っています。
来年も、お互いに仕事を頑張り、山を楽しみましょうね。
こちらこそ来年も、よろしくお願いします。
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