|
|
|
初めは、細い物を切っていました、直径10cm程度の乾燥した物であれば割らなくても薪になりますが、意外と水分が多く残った物もあり、そのまま薪としては使えなかったりします。そんな物は乾燥するように半分に割っておきます。
見た目にも絵になり、使いやすいのは、ある程度太い物を割った薪で、鉈ではなく斧が活躍します。太物の薪材としては節の少ないシラビソの倒木が使いやすいです。倒木と言えど、そのままでは水分が残っていて、玉切りにするか、さらに割ってしばらく乾燥したほうが良さそうです。そんな訳で、ストックされている薪を使用し、使ったぶんを補充するといったサイクルが理想的と思います。
破風山避難小屋周辺は立ち枯れの木が多いですが、立ち枯れの木も景色になっているので、薪材は倒木を用いています、また古いスカスカな軽い倒木は避けています。当初、薪の長さは30cmで始めましたが、使ってみると少し長く感じたのでその後25cm位で作っています。
まずは、薪になりそうな倒木を探し25cm刻みに鋸目を入れて後の運搬も考えて切る所を決めます。場合によって自重で切れ目が押され鋸が引けなくなるので、そんな時はクサビ(薪割りの時にできる物を利用)を打ち込みながら切ります。
切り出した薪材を小屋前に運び、玉切り用の台に乗せて切ります。(玉切り用の台は薪にされていなければ小屋前にあります。)台があるのと無いのとでは作業性が大違いです、無くなっていたら簡単なので作りましょう。
ジジイは一か所切るのにも息が切れて途中で1〜2回休みます。
後は斧で割るだけです。(これが楽しい、やはり息が切れるけど)
小屋前には短く切るだけ、もしくは切った後に鉈で半分に割る程度で使用できる薪材が積んでありますが、完成された薪を使用したり、玉切りされた物を割る人はいても、「切る」人はあまりいません。
破風山避難小屋には、道具は完備しています(2021/1/3鋸はsilkyの刃渡り36cmの歯に取り換えました。)
四里観音避難小屋にも、鋸、斧、手斧、がありました。
小屋前を通過する登山者を横目にビールを飲みながら薪を作る、決してボランティア活動などではありません、道楽者の珠玉のひととき。(でも、自分勝手なジジイは後で凹むんだよね。)
写真左:倒木の切り出し(左下にクサビが写っている、樹皮はほとんど鹿に食べられてしまっているので扱いやすい)
写真中:玉切り用の台(V字に溝を切り底を平にした物)
写真右:玉切り中(現在小屋のある鋸にはこの写真の鋸歯が取付けてあります)
https://www.yamareco.com/modules/diary/41125-detail-222118
https://www.yamareco.com/modules/diary/41125-detail-226413
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する