先日ひざの手術を受けた際に下半身に腰椎麻酔を施術して貰った、その時に感じた事が強く心に刺さったので日記に書いて置きます。
差別的な表現や不愉快な表現が含まれるかもしれませんがお許しください。
手術が終わり病室へ帰って来たのだが、頭からへその辺りまでの感覚はきちんと有る。
しかし腰骨の左右のでっぱりは手で触る事は出来るんだが、まるで自分の物の気がしない。
左側へ少し体をひねろうとして右腕から肩を体の左側へ持って行くが、普段ならそのまま腰が連動して動き始める所で、その腰が全く動かない。
右手の先にあるベッドの手すりを掴んで体を左へ引き寄せようとするも、土を入れた土嚢を引きずる様に重くて動かない。
動かないその腰の先に見える右ひざもピクリとも動かなくて、自分と繋がって居る感触が無し。
諦めてベットの上に上体を戻して、首だけを持ち上げて膝や足首を見るが、間違いなく自分と繋がって居る。どう考えても自分の下半身だ。
左足の指を動かしてみようと力を入れようとするが、あれ?どうやって力を、、何処え力を入れたら足の指って動くんだった?そんなこと考えた事無かったよ。
そこに有るスリッパに足を入れる時、膝をちょっと持ち上げて足首を伸ばして、親指あたりからそっと差し込んでいけば、スリッパなんて簡単に履けるよと普段は思って居た、しかし今は何かをするための動作では無くただ指を動かすだけと言う事が出来ない。しばし混乱する。
ちょっと立ち戻って、まず足の指を動かすにはああして・・・・あれ? ああしてってどうゆう風にする事の?
指だけでは無い、足首、膝、腿、腰、全部が動かない、それは麻酔開始から4時間ほど経過した午後6時頃のこと。
事故で脊椎を損傷すると麻痺する事が有ると聞いて知って居るが、おぼろげに動かなる事が麻痺だと言う程度の知識しか持ちあわせていない。
半身不随? もし麻酔が切れなくてこのままに成ってしまったらどうしよう?あぁ〜手術なんかするんじゃ無かった〜(泣) と、うろたえる。
え?腰から下が動かないだけでこれじゃ、首から下が動かなく成ってしまったらどうなるの?
この後指先に触感が戻る午後10時過ぎまで、小粒な人間はネガティブな思考を繰り返していきました。
パラリンピックで車いすに乗っての競技を見ていましたが、無理してやらなくて良いのになんて今迄思ってました。
しかし疑似体験を通して考え方変わりました。彼、彼女らは健常者以上に素晴らしいです、凡人には太刀打ちできない心の強さが有ります、そう感じる様に成りました。
本オペと抜釘オペの二回です。
二回目の時に、graveltrekさんが感じた事と良く似た事を考えました。
今の自分を受け入れ、今の自分に挑戦する事の大切さに気付きました。
不自由を抱えていても挑戦をしている彼らは輝いていますよ。
手術から1週間たち、山スキーに復帰出来ました。
そこから、同じような立場の方に対して気遣いは多少できるようになりました。
山スキーは、2シーズンで足を洗うことになりましたが、得たことは大きかったです。
手術から1週間、山に行けるまでに成りました。
今回の手術は骨や靭帯を触って無いので、安気にしています。
本当だったら、おめでとうございます。
えっ、本当なの?
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