【結論】
今回試した4つの中ではXiaomi Mi Band 5がお勧めでした。こちらは6月に英中版がでたところでまだ日本語対応していないので、もう少しお待ちになったほうがいいと思いますが、コスト、性能など含めた総合的には一番良いと思われました。
【今回試した機種】
1. Xiaomi Mi Band 4 日本語版 スマートバンド
https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-214195
2. Kingware 37 日本語版 スマートワッチ
C国製 (国内非売品。個人輸入しました。)
*************重要重要重要重要*************
買って1月でリューズ部分が反応しなくなり、画面タッチもおかしくなりゴミバコ行きとなりました。
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https://japanese.engadget.com/jp-2020-05-20-ip68-kw37pro.html
3. P29 日本語版 スマートワッチ
楽天No.1を謳う沢山のスマートウォッチの一つ(怪しい!)
https://item.rakuten.co.jp/livelylife/w301605/
4. Xiaomi Mi Band 5 グローバル版 スマートバンド
https://amzn.to/35gDdcy
【機能概要】
4機種のうち、"ウォッチ"2機種は正方形でAppleWatchににた形で、機能的には万歩計(活動量計)、心拍数計、睡眠分析、活動分析、体温計、血圧計、血中酸素計を持っています。バンド2機種は細身の形状で、万歩計、心拍数計、睡眠分析、活動分析を持っていますが、体温計、血圧計、血中酸素計がありません。これは背面のICセンサチップのタイプの違いによるものです。
いずれもスマホのアプリで情報確認、設定が出来るほか、スマホの着信、SNSの受信、アラームなどをバイブで知らせることが出来ます。
\5000以下の廉価版なのでGPS機能、電話機能などはついていません。
【機能別総評】
■ 万歩計(活動量計):いずれの機種もそこそこ正確ですが、一日の数値は機種によって最大20%程度違うようです。したがって絶対値ではなくその機種の数値間(昨日と今日など)の相対値の比較に利用すれば問題は少ないと思います。
■ 心拍数計:安静時の数値は各機種ほぼ同じで正確ですが、歩いたり、走ったりしたときの数値がばらつきます。心拍数が上がった時、心拍数の半分以下を示すことが多いですが、今回の中ではBand 5が最も正しい数字を出すようでした。(心拍ではなく、歩数、ステッキのつき方をカウントしがちなところを雑音としてソフト処理しているのかなと類推しました)
■ 睡眠分析:これも機種によるばらつきがあります。深い眠り、浅い眠りしか判断しないもの、途中の覚醒を含めて判断するもの、があります。Xiaomiの2機種は、レム睡眠、覚醒まで含めて判断し、また日ごとの分析のばらつきが少ない感じです。とくにBand 5は自分で入眠、起床時刻を設定でき、更に昼寝も追加できるので、更に誤差が少なくなる感じです。(ほかの機種はそれぞれ夜9時ころから朝7時30分とかをデフォルトで設定してあるようで、その時刻を過ぎないと分析しないものもあります。)
■ 活動分析:走ったり、歩いたり、泳いだり、の種目別に活動の分析を行う機能です。個人的にはジョギングとウォーキングしか使いませんが、これもXiaomiの2機種の種目数と分析の内容が優れているように思います。たとえばXiaomiの2機種はスマホGPSと連動してログを表示できます。また、心拍数の連続変化を後から見ることができますが、p29は最大、最小、平均値のみでグラフ表示が出来ません。
■ 体温計:withコロナ時代には便利だと思ってウォッチをぽちしたのですが、実際は2機種とも精度が悪い感じです。舌下体温計で計ると一日のうちに36.2〜36.8辺りが出る日でもいつも36.4〜36.6くらいしか出ませんでした。ハイク中に計って36.5とかだったので、実際に発熱していても36.8とかになりそうな気がします。(高級機は正確なのかも知れません。)
■ 血圧計:これも普通の血圧計で計ったよりも低めにでて使えませんでした。2機種のうちではP29のほうが近かったですが、KW37はいつ計っても110-72とかでした。(実際は130-85mmHgあります。降圧剤のんでます。^^;)
■ 血中酸素計:普段は98-99%、ハイクののぼりで計って96%くらいでした。今回は90に下がることもなかったし、正確に測れる機材も持っていない(指先挟むタイプはもっていますが)ので正しいのかどうか分かりませんでした。
□ ディスプレイ:明るいところの見え方が違います。ウォッチ2機種は手動で明度調節できますが、明るいところでは見えにくいです。むしろBand2機種は持ちこたえます。
□ バッテリ持ち:バンドは20日持ちます。ウォッチは4〜5日です。なお、連続測定モードなどにするとスマホのバッテリの減りが早くなります。アプリだけではなく、Bluetoothが探しに行く頻度、GPSを見に行くかどうかなど注意して設定すると、Mi Bandはなんとか使えます。(ワタクシの使い方だとスマホバッテリは普段は一日20%くらい消費ですが、ハイクに行った日は活動分析とGeographicaが4時間くらい動くので、50%らい消費します。丸一日だと途中で充電が必要になりそうです。)
□ スマホアプリ Band4と5は共通のアプリ、KW37とP29は独自です。
Band 5は本体は英語でもアプリは日本語版が使えます。アプリの使いやすさはKW37がわずかに優れている感じ、P29は機能が少ない感じ、です。Band 4、5用 Mi Fitは機能が多い割にメニュー構造がわかりにくいですが、慣れれば問題ないと思います。
□ メッセージ機能他 どの機種もスマホの着信、SNSの受信を知らせてくれます。機種によってはメッセージの簡単な内容も見られるようですが、個人的には使っていませんので、違いは分かりません。
※ Mi Band 5はまだ本体英語か中国語です。それはよいとして、買った直後バンド側のファームの最新版への書き換えが始まるのですが、スマホの言語を判断してダウンロードするファームの言語を決めているようなので、トラブります。一度スマホのシステム言語を英語にして、スマホの再起動を繰り返すうちになんとかアップデート完了しました。
長くなりましたが以上です。
写真1 Band 5
写真2 睡眠分析画面の例
写真3 今回の4機種の比較表
参考:関連する以前の日記
■ 健康ハイクでスマートバンドを使ってみた
https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-214195
■ 登山向きでないスマートウォッチの話 ^^;)
https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-215892
こんにちは
今回もtatsucaさんらしい緻密な分析・レビューですね
以前にもコメントさせて頂きましたが、昨年、こんな廉価なものを購入
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07FZJ8S78/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o07_s00?ie=UTF8&psc=1
目的は睡眠の質が良くないという嫁の睡眠分析がメインだったのですが、アプリとの連携がダメダメで、睡眠記録が確認できない「駄品」!!
先月、お手頃だったXiaomi Mi Band 4を購入しました(5はまだ日本語版がなくトラブルが怖くて・・・)
結果は大正解!
睡眠記録もちゃんと(それが当たり前ですが(笑))とれています
嫁の普段使い時計となっています
5もそうだと思いますが、難点はバンド
どうにもこうにも止められずに、こんな出費となりました
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07K87VL3P/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
かく言う私の時計は・・・
20年物の手巻き時計です(^^;)
air_4224さん こんにちは
コメントありがとうございます。
Band4いいですよね〜。私のBand4は娘がFitBitの高い(古い)やつよりも使いやすいといってメインに使っています。Xiaomiは本国では数の出ているスマホのメジャーのようなので、名の無いメーカーよりはこなれているのでしょうかね。
確かにバンドは細い人には使いづらいのかも知れませんね。ゴム製はきっちり閉めっぱなしにするとかぶれそうな気がしますし。
それにしても、20年ものの手巻き時計! カメラ類の扱いを見てもそうですが、air_4224さんはよいものを長く使えるかたのようですね。うらやましいです。ワタクシは高かろうが評判が良かろうがすぐにダメにするので、手元に残るのは安物ばかりです。^^;)
バンド"沼"は当面落ち着いたようなので、またなにか上げることがあったらコメントなどよろしくお願いします。^^)
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