ハイクと睡眠時間の関係など(その２)

2023年08月25日 18:54怪我とか病気とか全体に公開

前回、芳しい結果がなかった日記の続報です。今回もあまり大した結果はないですが、時間かかったのでとりあえずアップします。

前回の日記*1では、ハイク前夜と当日の夜の睡眠時間、血圧についてしらべました。その結果はハイクと血圧には多少の関連がみられたものの、睡眠についてはあまり目立った傾向がみられず、もしかしたら「ハイクの強度(きつさ)」の観点がかけているのでは、という仮説で終わりました。
今回は、そのあたりを調べてみました。

１．ハイク強度と睡眠の関係について
ハイク強度についてはヤマレコの「コースタイム」が使えればと思ったのですが、記録一覧(CSV)ではうまくダウンロードできませんでした。仕方ないので、弊ログ中の「感想」欄に気まぐれで書いている「EK強度」*2を使うことにしました。
データは、アプリの睡眠スコアとヤマレコのEK強度が両方とも残っている2020/09/06以降の110ハイク分を利用し、横軸にEK度数、縦軸にハイク前夜とハイク当日の夜の睡眠スコアをプロットしてみました。(画像１)
【分析結果】　
画像のようにほとんど相関は見られませんでした。(回帰分析の有意F値は0.26でした。

)

２．「体感寝不足」と「アプリ睡眠スコア」
納得いかないので、上の項目のアプリ「睡眠スコア」と体感する「寝不足」の関連についても何かないか検討してみました。
体感する睡眠状態はもともとスコア化しにくいのですが、上記のアプリスコアと「体感する睡眠スコア」の違いが気になった2022/10/18から毎日「感じ」で記録していました。(画像２)

今回は、ふたつの重なったデータの306ケ中から、特に「睡眠スコア」と「体感スコア」差が大きい(±5以上)もの105ケを抽出して各睡眠時間と比較してみました。(∵±5未満のものは誤差範囲と仮定しました。)
【分析結果】
Excelの重回帰分析の結果をざっくり言うと、深い睡眠、総睡眠、覚醒と上記「差」の間にはまあまあ相関(補正R2=0.51)があるようでした。
ハイカー向けに前向きに表現すると
① 体感スコアは、夜中に覚醒するとアプリスコアよりも相当悪くなる。
② 体感スコアは、深い睡眠が長くなっても(実際は寝ていても)アプリスコアほどよくならない。
③ 夢をよく見るといわれる「REM睡眠」は「浅い睡眠」と同様に両スコアの差とは相関が少なかった。
(図3は深い睡眠時間との相関です。下に行くほどアプリスコアにくらべて体感スコアが悪くなっています)　

【(だからどうしたっていう)考察】
前回と同様にはっきりした結果は出ませんでした。今回は特に「睡眠スコア」という怪しげな数値を相手にしたので、一層眉唾の結果となったと思われます。が、
『ハイク前夜に夜中起きたり夢見たりして自分的には「寝不足」だと思ったりしても、「睡眠スコア」的には案外眠れているのかもしれない』
と言えるかもしれません。(相当身勝手な解釈