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今回は焼岳を越えて、登山者として上高地に歩いて入りました。
夏休みも終わりが近づき、思ってたより人が少なめでしたが、お昼どきの河童橋付近は適度に賑やか。お店は店頭でのテイクアウトにも力を入れているようで、やはり河童橋付近は賑わいがないと上高地らしくないなぁと実感。
大正池から梓川沿いに河童橋にかけては、デイパックの軽い散策風の人から、夏らしい白系のワンピースに日傘の女性、僕のような登山の格好の人・・・特に河童橋付近はこれらの人種(笑)が至近距離でミックスされて、不思議な空間に感じました。
上空では雷がゴロゴロ言っているし、先日は近くでクマも出ているし、北アルプスに深く入り込んでいる場所なのに、なぜか都会感が少し加わったような空気・・・僕はこの雰囲気はキライではないですが、上高地の俗化を嘆く人も多いと思います。
コロナ影響下の限定された人出のおかげだから、今夏はほど良い賑わいとなっているわけで、これでは営業として成り立たない施設もあると思うし。
そういう意味では、観光や散策もウエルカムする不思議空間であり続けてほしい上高地だけど、梓川沿いと河童橋を歩くだけなら1回来れば十分で、「登山」を絡めないとその先の楽しさは分からない、とあらためて思いました。
あの頂きにこれから登る、あの頂きから降りてきた・・・、河童橋から指さしてそう言えることが、楽しいと思うから。
秋にはもう一回行こうかと考えています(お土産用のサブバッグも持っていこう)。
夏の河童橋の付近の雰囲気は、街歩きの人と登山者が入り混じって独特の雰囲気ですよね。
それで、横尾に向かって歩くと、明神までは観光客も多く、徳沢で大分減り、横尾まで行くと完全に登山者の世界。
これが自分の中の定着している夏の上高地のイメージで、懐かしく思い出される風景でもあります。
穂高に行き始めた頃は、明神まで下りてくると山が終わって街に帰ってきたような気がして、どこにも寄らずにさっさと帰って来たものですが、何年かすると小梨でもう1泊して田代池や大正池を散策するようになり、その頃から上高地の楽しさが分かるようになった気がします。
おはようございます、guchi999さん。
「続」のほうの日記へ頂いたコメントと、返信する順番が逆になってしまいましたが・・。
上高地はマイカー規制されることで豊かな自然と環境が保たれている一方で、バスなどを使うことで誰でも気軽に安全に訪れることができる場所になりましたね。
それゆえに都会感がそのまま持ち込まれてくるのも、仕方ないことかもしれません。
河童橋付近を歩くだけでは、到底その凄さはわからない、できれば宿泊してみたり、奥の方まで入ったり、山に登ってみたり・・・悪天候(雷)も一度味わってみると、それさえもここの凄みなのでは、と思ったりします。
昔の上高地を題材にした随筆や小説にも、雷の凄さと、そこから天候が回復して陽が差し込むときの美しさが書かれているものが幾つもありました。
僕のいた時も、ちょうど明神岳の頂き付近で太鼓をならすような雷が鳴り響いており、雨になるのは嫌だけど、聞き入ってしまいました。これもまた「上高地」だと思いました。
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