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足元がユラユラ揺れているのが分かったけど、長野県は、基本的に震源となるような大きな地震は少ないので、大きな揺れは近県で大きな地震が起きたときです。
その後に現地の被害が続々とニュースで流れても、正直に言えば、そこまで被災地に思いをはせることがありませんでした。実際の被害を受けていなければ、同じ国内のことでも遠い出来事に感じていました。
しかしその後に物流が全て止まって、宿泊営業に必要な物品や食材、暖房や大浴場営業に必要な重油など全てが入手できなくなり、1週間で営業不能に陥りました。
勿論それらは、全て被災地優先で物流が動いたからでしたが、予約のお客様にはお断りの電話を入れ続け、滞在中のお客様には食事をはじめ快適なサービスが提供できないので、極力早くお帰り頂くようお願いして・・・、という、被災地の人には申し訳ないけど、自分のまわりの処置で手一杯な状態が続きました。
一ヶ月くらいして、徐々に物が届き始めて、希望した量の2割くらいとか本来の営業にはまるで足りない状態でしたが、それでも物が届くということの重要性、今まで注文書をFAXすれば当たり前のように届いていたものが、こんなにも有難く感じる、人生観が変わる思いでした。
私はそれ以来、坂道などで遅くなってしまう大型車を、無理に追い越さなくなりました。それまでは「遅いなー」とイライラして追い越すタイミングを伺う運転でした。
道路上での宅配車の右折や進入、合流などに意識して道を譲ることが格段に増えました。それまでは宅配に感謝することはありませんでした。宅配物の再配達を何も考えずに利用して、そんなの当たり前と思っていました。
彼らが速やかに無事に物を届けることが、全て自分たちの役に立ってくれていることを理解すると、自分本位な運転が恥ずかしくなった。
私が物流のドライバーさんたちをリスペクトするようになったのは、あの大地震のときからなのです。
コメント失礼します
普段、トラック(大型トレーラー)で重量物を関東・甲信越・東北・東海へ輸送しているドライバーです
そのように思って頂けて嬉しいです
ありがとうございます
この業界ひと癖あるドライバーが多いのも現実ですが少なくても私はマナーある運転でお預りした物を安全に届け喜んでもらいたいと改めて思いました
大変励みになる日記を読ませてもらいコメントしたしだいです
sankinoさん、こんにちは。
被災地のほうには大したことができてない私ですが、自分の運転マナーを見直す機会になった出来事でした。追い越しは全体の流れを見て行なってますが、「追い越される側」への配慮をするようになりました。
実際のドライバーさんに見てもらえれば一番嬉しいと思って、この日記は書きました。
コロナ禍で宅配を含めて物流の重要性は増すばかりだとおもいますが、今日も安全運転で!
10年前の震災を思い出し防災を見つめ直す良いきっかけにもなりました
atovさん ありがとうございました
どういたしましてデス、sankinoさん。
物を運ぶ仕事は、人が運ぶ以外に他の何かが取って代われるものでは
ないと思います。
特に重量物を長距離で運ぶドライバーさん、労働環境と健康の維持は
大変だろうと察します。
ひとクセある人が多いのは、宿泊業では厨房関係なんかがそうなので、
色々な人がいるなーということですね(笑)。
コメント有難うございました。
atovさん こんにちは
宿泊業界で働く方はコロナに振り回されて苦労されているのかと思うと大変な事ばかりと思います
その点ドライバーは荷物をお預りしたら納品先まではずっとひとりなので事故さえ起こさなければ気楽な商売なので18歳からずっとこの仕事してます
そんな私ですが高校生の頃に夏休みと冬休みを利用して群馬県の山奥にある廃校を手直しした宿で住込みアルバイトの経験があります
客室や温泉、トイレの掃除や厨房での補助、ヤギの乳しぼりや大雨時の水源地掃除(水道は沢から引いていたので)など毎日たくさんのお客様に来ていただいたのでてんてこ舞いだった事を思い出しました
では、お互いに登山と仕事をこの先も楽しみましょう😊
コロナで大打撃の宿泊業界ですが、今はGW辺りに向けて我慢の日々です。
今日は久しぶりに、少し遠めの山にガッツリ登ってストレス解消してきました。
度々のコメント有難うございました。
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