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入山者の減る冬は、夏山よりもソロ登山時の単独感が深まるからかもしれません。
とは言え、常に湧き起こるわけでもなく。
雪山の中で、思い通りにならない局面に遭遇してしまったときです。
雪に阻まれてなかなか前に進めず、もがき苦しんでいる時とか。
雪を掻き分け搔き分け進んでも、なかなか終わりが見えてこない時とか。
派手に転んで、惨めな雪まみれになっている時とか。
深雪の中でいつのまにかチェンスパが外れて所在不明になっていた時とかも・・。
苦労して進んだところで誰トクなんだ?とか、天気イマイチだし引き返す?とか、そんな気持ちも合わさりながら「俺はこんな雪の中で何やってんだろう・・?」という「心のつぶやき」が出ます。
予定通りにならず少しイラつく自分に対し、それをクールダウンさせようとする自分がつぶやく感じです。
緊張度の高い局面では考える余裕が消えて、こうした心の声は出ない気がします。
「つぶやき」は、一度思考と行動を停止して、上手くいかない自分をなだめようとする・・・実は客観的で冷静な脳の働きなのかもしれない。
分析はこれくらいにして。
信州の雪山の、ビシッと引き締まった冷気と白い世界が大好きなので。
夏山と違ってピークハントにこだわらず、防寒アイテムと安全アイテムをケチらないようにして、今後も楽しみたいと思います♪
シーズン真っ盛り、しかも降雪直後の山ん中
胸ラッセル中に出会った急斜面なとこ
踏んでもパフパフ、ピッケルにポール重ねて押さえてもパフパフ
山野井さんのよーに身を投げて泳ぐように…とダイブすると
雪の中に沈むだけ…な事を30分ほど繰り返していると
「俺、何やってんだろ?」
心の声の方が強かったので
そのまま下山しましたこの前の冬(笑)
※今考えれば、巻けば良かったんじゃね?と思うけど
冷静な判断できませんでしたw
もがき続けるうちに『つぶやき』=心の声が大きくなれば、撤退ですよね。
そのまま突き進むのではなく、自分に一瞬冷静さを取り戻す・・POYONさんのは、その先の危険を回避させてくれたのかもしれませんね。
この前私は、深雪の中で立ち往生してたらワカンにつまづいて、そのままダイブ。
体全部が雪に埋もれながら、もう…何なんだか…という感じで心の声が湧きました。
その雪面を諦めて、ルートをずらして何とか進めました。良かった…。
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