そこで、普段は立ち寄らない、コース沿線にある名所に立ち寄り。
一つは、練馬区旭町にある「妙安寺」。趣があり、相当古いお寺に違いない…。調べてみると、妙安寺は日蓮宗の寺院。開山は駿河蓮永寺の日雄上人(元和元年1615没)で、開基は板倉伊賀守勝重(寛永元年1624没)とのこと。勝重は、徳川家康江戸入府以前からの重臣で、天正14年(1586)駿府町奉行を勤めたと言います。明治半ば火災により堂宇が焼失し、同33年(1900)本堂再建。こんなに歴史のあるお寺の横をいつも走っていたのに、気付きませんでした。
ちなみに、今日も走った「光が丘公園」は、元々は「練馬大根」の栽培地で肥沃な農地であったところ、太平洋戦争の最中に陸軍の「成増陸軍飛行場(通称・高松飛行場)」が建設され、首都防衛の拠点となっていたところ。終戦後は、米国に接収され、駐留米軍家族が住む住宅地「グラントハイツ」となり、返還後に「光が丘公園」や「光が丘団地」が設けられたようです。昭和21年には、東武東上線上板橋駅から「グラントハイツ」に至る東武鉄道啓志線が開業され、建設資材の搬送などに使われた後は、米軍家族の生活物資の輸送に利用されたという歴史もあります(昭和34年廃止)。
そもそも、この辺り、練馬区や埼玉県の和光市、朝霞市、新座市の一帯は、日本軍の軍備拠点だったところで、戦後は、これが米軍に接収されて、ベトナム戦争を行き来した米軍兵が多数駐留し、野戦病院も置かれていたキャンプ・ドレイク(キャンプ朝霞)が昭和50年代まであったところですよね。つい最近のことのようにも思ってしまいます(年代がばれてしまいます…。)。今は、公園や公共施設、本田技研工業などが誘致されてます。
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