いよいよ身近な感染症となったコロナ。これに感染しないための予防策の一つとして、どう免疫力を上げるか。
免疫とは、私たちの体内に外部から侵入してくるウイルスや細菌から身体を守る防御システムのこと。免疫力が低下すると、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなる。コロナ禍と免疫の関係を考える際、前提として、免疫系はストレスに弱いということが挙げられます。コロナ禍によって、経済的に厳しい状況に追い込まれたり、働いている方は勤務形態が変わったり、学生は学校に通えなかったりと、多くの方にとって精神的ストレスの大きい状況が続いています。ただ、感染症を恐れるあまり外に出ないと、運動不足から免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなってしまうという悪循環にも…。またコロナ禍が長期化する中、肥満が進んだり、高血圧など生活習慣病が発生しやすくなる。生活習慣病を予防するには、感染に気をつけつつ、適度な運動が必要です。
では、免疫力を高めるための適度な運動とはどのようなものか。まずは代謝を良くしたり体温を上げる効果のあるランニング、水泳などの有酸素運動が挙げられます。筋力トレーニングなども、免疫力を高める効果が期待できます。研究により、筋肉は運動機能だけでなく、免疫系にも関連していることがわかってきています。免疫系はエネルギー源として、ブドウ糖とアミノ酸を使いますが、体内でアミノ酸がプールされている場所が筋肉です。つまり、筋肉はアミノ酸という栄養素を蓄えておく貯蔵庫として、免疫系に重要な役割を果たしています。このため、日々の運動に、筋力トレーニングも適度に取り入れると良いです。自分の体重を使って負荷をかけるスクワットやゴムを引っ張るといった運動などが手軽で良いです。
また、入浴には、身体を温めて血流を良くすることで、血液中の免疫細胞が身体を循環する効果があります。夏場でも、お風呂でリフレッシュすることで、ストレス軽減につながります。さらには栄養。バランスの良い食事は、免疫機能を高める上でもやはり重要ですね。
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