写真2:蝶ヶ岳〜常念岳には雪が見えない。裏銀座の野口五郎岳は真っ白
写真3:雲間から見えた木曾御嶽と乗鞍岳山頂部分
3連休初日に蝶ヶ岳に登ってきた。予想より積雪は少なく(というよりも雪はほぼ無かった)アイゼンやロングスパッツ等の雪装備の出番は無かった。雪雲に隠れているかもと心配していた槍穂は初冠雪した姿をすっきりと見せてくれた。
今シーズン初めての冬型気圧配置が緩み始めたタイミングで蝶ヶ岳へ。お目当ては初冠雪した穂高。当日朝の予報は北西の風が15m/s前後、気温は-1℃とのことで、森林限界を越える稜線ではモロに強風が吹きつけ体感温度は-10℃以下になってしまうため、最後まで稜線で風がブロックされる蝶ヶ岳を選択。金曜夕方のニュースでは涸沢で積雪5cm、槍ヶ岳山荘で20cmとのことだったので、蝶ヶ岳は涸沢と同程度と予想した。
3連休初日前夜の金曜夜午後8時の段階で三股第一駐車場は8割くらいの入りでびっくり。金曜から多くの入山者いたようだ。
当日は時間経過と共に天候が回復して風も弱まることから、いつもの日の出の時刻に山頂到着ではなく午前7時を山頂到着目標にして3時半出発予定が、早めに目覚めたので3時過ぎに出発。この時刻ではもう動き出している登山者が他にもいて1名に追い越された。先週よりも格段に気温が下がって登りでも汗をかかずに済んだ。
標高2200m付近で雪が登場し始めるがごく僅かで登山道上は皆無。予報通り北風が強い場合はそろそろ風を感じるはずが全く風を感じない。結局、予報は良い方に外れて山頂でもほぼ無風だった。でも気温は予報通りでおそらく-2,3℃くらい。手袋を外すと指が冷えて痛くなり1分も持たないくらい。今季初めて使い捨てカイロを使用した(持って行ってよかった)。
大滝山分岐を通過して森林限界を越えてテント場には数張。昨夜は強風だっただろうし、この気温だとシュラフは冬用じゃないともう寒いな。
山頂に立つと穂高〜槍の大展望。その奥はまだ雪雲がかかっているが、野口五郎岳周辺のみ雪雲から出て真っ白な姿を見せていた。大天井岳は僅かに白いが常念岳は雪無し。ここからだと南斜面を見ているからだろう。蝶ヶ岳から久しぶりに八ヶ岳や南アルプスを見ることができた。
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