NHK俳句で上位に来た作品で選者は長嶋有さん
中辛の思はぬ辛さ漱石忌 折戸洋
訳;中辛(カレー)の注文なのだが意外と辛かった。
後日談にて、長嶋さん曰く背景は知らずに入選とのこと
中辛とは日本特有の曖昧さなので明治の文豪との掛け合わせが面白い。
※つまり滑稽を感じる部分
俳句を謎解きにしてはならない。が、
この句を追ったところ、実は漱石とカレーは相性がいいということが分かった。
漱石とカレーの関係を知っていれば、この句をより楽しめるのは事実で
選者の長嶋さんはそういった関係を知らずに”中辛”の滑稽さだけで選句したのは、 手柄だと思います
> 僕はいつかの人に淀見軒でカレーライスをごちそうになった
> 三四郎 夏目漱石より
実際に夏目漱石は欧州旅行の行きか帰りか、スリランカ(セイロン島)でカレーを食べている
明治なので蒸気機関の船旅。
スエズ運河は開通しているかどうか
漱石の食べた「名物のライスカレ」がどんなものだったか
漱石の日記には
六時半旅館二帰リテ晩餐二名物ノ”ライスカレ”ヲ喫シテ帰船ス
とだけ記されている”らしい”
中辛の思はぬ辛さ漱石忌 折戸洋
長嶋さん曰く、、甘いの嫌‼ 辛いの嫌‼ みたいな(*´∀`)
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