最近は近場でのソロがメインですが、40代までは数十年来山行を共にしている仲間とパーティーを組むことがそれなりにありました。私も2人も同じ山師匠の元で学んでいたので、リーダーを決める必要もないくらい、互いのスキルや山行における判断や考え方の長所短所は完全に把握していたので、事前に綿密なブリーフィングも必要ないくらいでした。
ただ、誰かの知人や友人の友人など、スキルがわからない人と同行するときは神経を使いました。
10年以上前ですが、上高地から西穂高ピークまでの日帰り下山の計画を立てているときに、3名飛び入りがありました。
まずは仲間3人で集まり、個人装備品リストを作り、共同装備は3人で分担することに。
更に、予備登山をした方が良いとの話になり、1回目は六甲山のメインルートの魚屋道から有馬温泉に出るルート。2回目は、大月地獄谷から登るバリルート。
どちらも我々は何度も登っているルートで問題なく、スキルを判断できると考えたからです。
1回目当日。指定した個人装備を担いで登山開始。飛び入りAさんはかなり厳しそうながら完歩。他の2人は大丈夫。
2回目Aさんを除く2名と登りますが、ちょっと危なっかしい。
結局、西穂高ピークにはいかず、Aさんは丸山までで私が付き添い。他の飛び入り二人を他の二人がヘルプしながら独標までに変更しました。
かなり準備時間も取られますし大変ですが、登山の魅力が少しでも伝わり、安全に登ることの大変さを知ってほしいとの考えがあったからです。
結果的にはこの山行は無事に終了しましたが、私個人としては見ず知らずの人と当日登山するツアーは抵抗が大きいです。
もちろん、過去のツアー事故を踏まえてガイドや添乗員が万全の対策をしているとは思いますが、もし参加して不測の事態になった場合、自分の身を守ることはできても、見ず知らずの人を見殺しにしたら精神的にキツいです。
ツアーに参加された方がいればご意見伺いたいです。
多分、これ、総括すると、わからない不安というものに対して、各人がどう感じるか、という話だと思うんですよね。私はワクワクするが先に立つ人です。
自分はヤマリーという山マッチングアプリで募集をかけて月1で見知らぬ方々とパーティ登山していますが、
当然、集まる方はレベルも経験もまちまちです。なので、そんなに危ないルートはそもそも選びませんが、事前に自分の中で撤退するパターンをいくつか想定しておいて、やばくなる前に撤退する事だけは心に決めてリスクヘッジしてる感じです(^◇^;)
パーティ登山は好きなのでヤマリーは使ってますが、ツアーだと撤退判断が主催者任せになるので、私は好きじゃないですねぇ。。。あと、時々とんでもない人もいますし。
返信ありがとうございます。
ヤマリー知ってます。新たな山仲間を知るチャンスができますよね。
私は使ったことないですが、仲間は使っているようです。
ある程度、自身に判断がある状態なら良いですが。
一度だけツアー参加しましたが、ツアーの参加者は玉石混淆。
怖くなりツアーは慎重になります。
コース自体は何も難しいところはありませんでしたが、途中大きな岩の上を飛ぶように歩かなければならない箇所が小一時間あり、落ちたら痛い目にあいそうだなという印象でした。
その時一緒だった年配の女性(この方は初顔合わせ)が、登山と言っても整備された登山道しか歩いたことがない方だったようで、よっぽど岩場が恐ろしかったのか、夜中に過呼吸で眠れなくなっていました。翌日も岩場歩きでは全く足が前に出ず、ガイドさんが彼女の荷物を持って、どうにかこうにか元気づけて歩かせていました。あまりにも萎縮したのか、小雨時に自分で合羽を着たほうがいいかどうかも判断できなくなり、ガイドさんに判断を仰いでいました。非常に驚いたことを覚えています。
病気や怪我ではなく、メンタルの問題だと、周りは説得したり元気づけたりするしかありません。今となっては、どうして彼女はあのツアーに参加したのか?事前に自分で調べて、自分が行けるコースかどうかの判断はしたのか?などなど、不思議に思うことが多くあります…が、その山は百名山の一つであるので、何としても登りたかったのかもしれません。
ツアーに参加するということは、そういう人がやってくるリスクがあると思います。
とはいえ、ツアーにもツアーの良さがありますよね。鳥や虫、花の名前を教えてもらったり、おいしいヤマメシを作っていただいたりなど…私はそのあたりのバランスを勘案して、今後もツアーに参加するときがあると思います。
ちなみに表題の件については大賛成です。私は能力がないので、行く山域によって誘うメンバーは考えさせてもらっています。面倒見てあげられる能力があればいいんですけどね…(笑)
返信ありがとうございます。
ツアーの良さもありそうですね。未経験で食わず嫌いかもしれません。
お書きの通り、もし極限状態になれば自分を守るだけで精一杯ですから。そうならないように計画や撤退判断をすべきですね。
西穂ー奥穂、大キレットは一人では不安で、ツアーへ参加したことのある山友さんに相談しました。
参加のメンバーがいい時は、楽しく行けるそうですが、1回、西穂ー奥穂のツアーで問題があったようです。
グループ分けされてて、時間が経過とともにスキルに合わせて参加者をまたグループわけしたようです。
一人の若い子が付いていけなくなって、落石もするし、滑落もしかけようで。
年配のご夫婦は、ピラミッドピークあたりから遅れて、ガイドさん2名が付き添って夕刻に奥穂まで着いたようです。
最後にはガイドさんが「行きたい山と行ける山は違うんです」と言われたようです。
ただ、落ち込んでるかと心配して声をかけたら ケロっとしていたようで、信じられない。
その方は、どんどん前のグループになっていって、待ち時間が長かったようです。
時間は一般のコースタイムよりかなりかかるようです。(待ち時間と休憩がながい)
なので、体力のあるうちに、ひとりかスキルのわかった山友さんと行こうと思ってます。
一人の時は、その場にいる方の雰囲気で、そこまでの行動で「ご一緒しませんか?」と声をかけることがあります。
「山は楽しく」ですから、メンバーが運任せのツアーは、今は考え中です。
返信ありがとうございます。
西穂から奥穂は、進んだら戻れない所ですからね。
若い頃は北アルプスや白馬をメインにしていたので分かります。
ツアーだと予備登山もできないですし、営利事業なので厳格な審査も難しいので、お書きのような明らかにスキルが低い人が紛れ込む可能性がありますね。
私は山行の楽しさを多くの人に知って貰いたくて、未経験者や初心者でも同行しますが、その人のスキルや運動能力を知るのは必須だと思っています。
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