daveggさんの日記:交通事故の過失割合の話
https://www.yamareco.com/modules/diary/63053-detail-315071
それでふと思い出したのですが
私は20年ほど前、交通事故の過失割合で揉めて簡易裁判まで行ったことがあります。
あまり参考にはならないかもしれませんが、今となってはエピソードとして面白いので
当時の事故とその後の対応について、ここに記録しておきます。
嘘のような話がチョイチョイ出てきますが、脚色無しのノンフィクションですw
もう済んだ話ですので、純粋に読み物としてお楽しみください。
あ、ちなみに本日の日記、滅茶苦茶長いのでご注意を。
遡る事20年前。事故が起きたのは私が片側二車線道路の右斜線を走っていた時。
駐車場から出てきた車が左車線を無視し、そのまま私の所まで突っ込んできました。
当時免許取り立てだった私は、その予想外の動きに全く反応できず。
私の車の左フロントフェンダーと、相手の右のリアが衝突。
(※写真1枚目)
『うわ!マジかよ!』と思ったのもつかの間、トラブルはそれで終わりませんでした。
私にぶつかってきた相手、便宜上Gさんと呼びますが、車から下りてくる気配がなく
あろうことか、何事もなかったかのようにその場から逃走するではありませんか。
待て待て待て待て!(;´Д`)
免許取りたて、加えて初めての事故、さらにその相手がまさかの逃走。
私は完全にパニックになりました。
どうすりゃいい!?相手のナンバーを控えなきゃ…!
ケータイで写真撮る!?ケータイどこ!?あぁぁ手が震えて写真全然撮れない。
怒り?混乱?緊張?わけわからない感情のままGさんを追いかける事およそ5km。
工事中で行き止まりの袋小路に入ったGさんはここでようやく停車しました。
私はすぐさまGさんの運転席に駆け寄ったのですが、その時Gさんが発した第一声は
『何ですか?』
いやいやいやいや、何ですか?じゃねぇよオメェはwwww
とりあえず車から降りてもらい、私の車の状況をGさんに確認してもらう。
(※写真2枚目)
そこでもう一発驚きの一言が…
『こんなのワシは知らん、他の車とぶつかったんじゃないかね?』
(; ゚Д゚)???????
おいおいおいwww何言ってんだGさんwwww
あんたの車にも傷ついとるでしょう?と指摘するもそれは元々あった傷だと。
もうね、お話にならない。てかGさん煽り性能高すぎw
ブチ切れててもしょうがないので、とりあえず怒りは腹に収めて保険屋に電話。
保険屋の指示で警察に連絡し、最寄りの交番まで出向くことに。
交番ではお互いケガもないということで物損事故として調書をとってもらい
後は互いの保険屋に任せるということで、この日はお開きとなりました。
しかし、そこからが長かった
私の保険屋の話では、状況的に過失割合は7:3(相手:私)
しかし相手は車線変更することなく左車線を跨いで右車線に突っ込んできていることから
この点を相手の過失と判断し8:2で相手の保険屋と交渉するとのことでした。
しかし待てども暮らせども一向に交渉が進展することはなく…
事故処理って時間かかるんだなぁと呑気に構えていたのですが
1ヶ月、2ヶ月と時間だけが過ぎ、さすがにおかしいだろということで確認すると
どうやら相手の保険屋との間で交渉が難航しているようでした。
具体的にはGさんが
『事故はお互い様。ワシは5:5以外認めん』
と言っとるらしい。
うん、ダメだこりゃ。話にならねーw
Gさんはともかく向こうの保険屋は一体何をしてるんです?と聞いたところ
どうもGさん、保険屋の関連企業の元重役らしく、それも影響しているのでは?と。
いや、そんなの知らねぇよwww
これ…もしかして泣き寝入りしなきゃならないヤツです?と保険屋に聞くと
「簡易裁判所に調停を申し立てるという手もあります」
とここで一般的には聞きなれない『簡易裁判所』という言葉が出てきたのでした。
簡易裁判とは書いて字の如く、手続きが複雑でなく比較的簡単に申請できる裁判です。
てかこの方法が保険屋の口から出てきた時点で
双方の保険屋がGさんの説得は不可能と判断したということですね。
無論、申し立ては当事者にしかできませんから、私がやるしかなかったわけです。
そして簡易裁判当日、Gさん色んな意味でハッスルしてましたね…
ひたすら自分は悪くないというような内容を感情的にベラベラと供述してました。
でもね、裁判官の方が確認したいのは『当日何が起こったか』の客観的事実のみ。
ですからGさんは裁判官に
【私に聞かれた事だけを、簡潔に答えてください】
【関係のない発言は控えるように】
と、何度も何度も何度も注意されていました。
さて、肝心の事故状況ですが
Gさんの中では私が猛スピードで突っ込んできたことになっているらしく
発言する度にボロ出まくり。だって警察の調書の内容と全然違う事言ってるんだもん。
最後の方は、発言途中でも裁判官に【もう結構です】と一刀両断されてました。
まぁそんな感じで簡易裁判の結果、私の申し立てが妥当と判断され
最終的には過失割合8:2(相手:私)で決着しました。
正確には覚えていませんが、事故発生から解決まで半年近くかかった記憶があります。
というわけで、以上が20年前に起きた私の最初にして唯一の事故の顛末でした。
いやぁ、今思い返してみても酷い話ですw
時間が経ってみれば、まぁ良い経験だったのかも?と思わなくもないですが
当時23歳の若造だった私にとってはとんだ災難だったと言えます。
世の中話せばわかる人ばかりではない、というのがこの時得た教訓でした。
まぁこんなトラブル巻き込まれないに越したことはありませんが
何かあった時に『簡易裁判』覚えておくと良いかもしれませんね。
長文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)
※写真1枚目
事故の様子
※写真2枚目
当てられた箇所(右フロントフェンダー)を後日撮影した写真
※写真3枚目
人生初のマイカー、トヨタカレンの写真
とんだ災難でしたね(|||´Д`)
事故は無いに越した事はないのですが、保険屋さん同士の対応で住むと思っていたので参考になりました。
それにしても免許取りたて、初事故にもかかわらずお若いあっきー@くまさんの対応が大人(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
コメントありがとうございます(*'▽')
普通は保険屋同士の対応で片付きますよね、相手が無保険の場合トラブルになる印象です。
私のように保険屋が間に入ってもトラブるケースはかなりのレアケースだと思いますよw
いや〜相手が理不尽すぎて逆に冷静になったパターンです(;´Д`)
あと保険屋さんが懇切丁寧に段取り説明してくれてましたしね。感謝です♪
でも泣き寝入りする事なく、しっかり決着をつけられたのは素晴らしいと思います
簡易裁判といえど、裁判は心理的にきついものだと某書にありました
それにしてもごね得を狙った相手方は、恥を知るべしと思いました
コメントありがとうございます(*'▽')
今思えば良い経験でした(-▽-)
おかげさまで、幸いなことにこの時の経験が生きる場面は今のところありませんが。
若かったのもありますが、ゴネ得されるのが許せなかったんでしょうね。
性格上、筋が通らないことがたまらなく嫌いな性質なのでσ(´∀`;)
ですから、この時の裁判に臨む私の心理に至ってはむしろ晴れやかでした。
一般的に裁判に発展する多くの場合、身内だったり親しかった相手とだったりするケースも多いでしょうから、その場合はさすがに心穏やかではいられないと思います…
今の時代は弁護士特約は必須ですね!
コメントありがとうございます(*'▽')
確かに、今は弁護士特約ありますもんね〜相談できるだけでも全く違うと思います♪
当時はそういうのなくて、保険屋さんが親切に対応してくれて、簡易裁判の立ち合いも保険屋さんが全部準備してくれたので本当に助かりました。
あ、簡易裁判の場合、弁護士でなくても立ち合い可というルールらしいのです。
激長文とのことですが、引き込まれてあっという間でした。
当て逃げされたらどうしようと思ったことがあります。ギリギリの狭い道に突っ込んできた軽トラ、当てられても∪ターン出来ないっとヒヤリとしたけど辛うじてすれ違い。追いかけるって難しいだろうなぁと考え込みました。
あっきーさんの追いかけた5キロ、袋小路に入ってくれて良かったですね!
私はすぐに謝ってしまう性格なので、Gさんのことがちょっと羨ましくなりました😅
コメントありがとうございます(*'▽')
最後までお読みいただきありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです♪
仰る通り、すれ違いで当てられた場合追いかけるのは困難ですよね…
この時の私も実はかなりきわどくて、Gさんほぼ信号無視レベルのタイミングで交差点突っ込んだりしてたんですよ。更なる事故に発展しなくて良かったです。
正直Gさんもパニックだったのでしょうが、いずれにしてもありゃ逃げる気満々でしたねw
あの時袋小路に入らなければ私は一体いつまで追走してたかわかりません(;´Д`)
そういえば、思い返してみたらあのGさん最後まで謝りませんでした…マジで自分は事故など起こしていないと本気で思っていたのかも…
日記拝見して30年ほど前に起こした人身事故を思い出しました。
自転車の飛び出しをバイク(私)で跳ねて相手は意識不明の重症になました。警察は一方的な調書をつくり私の過失100%にしました。私は納得いかず弁護士立てて不起訴を勝ち取るまで半年かかりました。事故に泣き寝入りは禁物ですね。
コメントありがとうございます(*'▽')
いや〜それは私よりも遥かに壮絶な記憶ですね…心中お察しします。
納得いかなければ闘うしかないのですが、警察が相手だと尚更キツかったでしょうね。
私の知人も似たようなケースで、徘徊老人が深夜に中央分離帯の茂みから突然出てきてそれを撥ねてしまい、人生狂ってしまいました。
理不尽な事が我が身に降りかかる事もありますが、出来るだけ遭遇したくないですね〜
こんばんわ
いやあ、沈着冷静な対応で簡易裁判まで持っていったとは!
凄い!
僕だったら、泣き寝入りしてしまう事案かもなあ・・・
でも、逃げ徳は許せんですよね〜
相手がどんな立場の人間であるにせよ、人間平等なんで自分の主張は通さないといけないですね
因みにこの片側2車線の道路において
右側車線に車が走っていて、左側車線に車がいない場面で
駐車場から平気で出てくる車があるけど
僕は左右の車線において車が居なくなった場面でやっと出るようにしてます
右側車線の車がいつ左に車線変更するかは予測できないから
まあ、交通事故はなんにしても後味悪いよね
あと、今日、空き巣に入られました
で、日記アップしました
見てやって下さい
あ、あと、この説明図の文字、美しい直筆ですねえ
これあっきーさんの直筆ですか?
まさか、ゆっきーさんに「ここは頼んだぞ!」だとか?
も、一つ、カレン懐かしいですね、セリカの兄弟車
こやってみると、いいデザインだなあ
おお!!よく見るとエアロパーツがバチバチに付いていてカッコいい
コメントありがとうございます(*'▽')
冷静沈着なように見えますが、所詮何も知らない23の若造だったのでw
私自身は言われるがまま、なすがまま、用意された選択肢を選んだだけですが、結果としてGさんのゴネ得にならなくてよかったです。筋は通しませんとね。
ありがたかったのが保険屋が親身になってくれて、懇切丁寧に事細かくきちんと説明とフォローしてくれたことで、おかげさまで事故処理に対する知識も全部この時の保険屋の受け売りです。
それは私も同感ですね〜時間かかってでも進路クリアになってから動きたい。
てかこの時の経験があるので、車線変更、幅寄せ、進入してくる車の動きには未だ滅茶苦茶敏感だったりします。前車との車間も驚くほど広くとりますしね。
なので結構な頻度で割り込みされるのですが、割り込みされる前提で運転しているのでむしろ予想外に車線変更や割り込みされるより安全だと思ってます。
あ、私の直筆です。お褒め頂きありがとうございます♪
実は夫婦揃って日ペンのボールペン習字講座やってまして、字に関しては私の方が妻より若干上手だったりしますw
カレンは初めての愛車でした。
兄貴の後輩がちょうど車乗り換えるタイミングで、15万で譲っていただいたものです。
私のスポーツカー好きの原点ですね。まぁこれスポーツカーではありませんがw
空き巣の件ビックリしました…てか今回が初めてじゃなかったんですね(;´Д`)
何よりjunbaderさんと奥様に何事もなくて幸いでしたね。
まぁ空き巣入られて幸いっつーのもおかしな話ですが…
おはようございます(`・ω・´)ゞ
拍手するべきか?いなか?悩む案件でしたが、過去のことで解決しているので「ま、いっか」で押しました。
悲しいかな世の中には話が通じない人は一定数存在するもの…と認識する前の年頃では?
若かりし日のあっきー隊長の心中お察し致します。
話の通じない人と関わると必要以上に疲れますよね。
怒りより疲労が半端ない年頃になりまして…
関わらない様に動く、関わらない様な場所を選ぶアンテナが敏感になりました。
コメントありがとうございます(*'▽')
大丈夫ですよ、済んだことなので。何なら良い人生経験をしたくらいの感覚です♪
実はこの事故の1年前くらいに人間関係で酷い裏切りに遭っていて、割と人間不信だった時期なので、ろくでもないのが身の回りに1人2人増えたところで大局に影響はないと思ってましたねw
この時は保険屋が実務的な面を全部やってくれたのと、簡易裁判以外は相手と直接顔を合わせることが無かったこともあって、それほど負担ではなかったです。
何なら前述の裏切りの件の方が、自分ひとりで警察やらネットやらの対応に追われたので、そっちのほうがよほど精神的にはキツかったですね〜私もそのあたりからアンテナが敏感になりました。
苦労は買ってでもしろと言われますが、そういう意味では私の20代って結構色んな経験できていたのかもしれません、望む望まざるにかかわらずw
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