赤城山、下から見るか？横から見るか？

東京で今季初の真夏日となった6月9日は、かつて所持金不足で断念した赤城山周回+山行後のホタル鑑賞を企図。
ところが、前夜飲んだハイボールが結構効いたようで、目が覚めたのは乗る予定の電車が出る時刻だった。気分が萎えて、高温が見込まれたこともあり、昼過ぎまで家でゴロゴロする。

しかし、この日は当面の外出日和としては最後の機会。山行後に予定していた温泉とホタルだけでも良いだろうと、チンタラ準備して群馬に向かう。

そして電車とバスを乗り継いで道の駅ふじみ併設の富士見温泉までやって来たわけだが、なんと現在休館中。食事処も閉まっていたので、仕方なく、早々にホタルを見られる地区まで移動することにした。
昼間はギラギラした太陽の下うだるような暑さだったのだろうが、薄暮の赤城山麓は涼やかで吹き降ろす風も心地良く、また、温泉に入っていたら画像のような棚田の向こうの榛名も見ることができなかったわけで、私の心は十分に慰撫された。
「災い転じて福となす」という言葉があるが、いろいろと思うに任せないことがあったものの、意識や発想をサッと切り替えることができ、結果として気持ちの良い上州散歩となった。