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しかし、特急列車へのテコ入れのために、浅草からの快速・区間快速が廃止となり、南栗橋乗り換えの急行・区間急行となってはや数年。このたびついに、快速用のボックスシートの電車6050系そのものが老朽化したため、来たる3月中旬のダイヤ改正を以て、日比谷線直通用のステンレスカーを改造したワンマン電車に完全に置き換えられることになりました。

1980年代半ばに登場したボディは明るくてまだまだキレイで快適ですが、大部分の車両は約60年前に造った車両の下回りを利用した超年代モノですので、仕方ありません。
野岩鉄道(新藤原〜会津高原尾瀬口)の区間では、1980年代の野岩鉄道開通に合わせて新造した車両がもうしばらく走りますが、さらに先の会津鉄道・会津田島までの区間では、2両編成の電車を走らせても余りにも客が乗らなくなってしまったことから、東武からの直通は特急リバティ会津のみとなります。というわけで、6050系電車が「会津田島」を行き先として掲げて走るのも、残りあと約1ヵ月……。
というわけで、おひとりさまのぼっちヲタ旅であれば「感染する・させる」の可能性は低く、電車もはっきり言って気の毒なほど空いていることから、先日南栗橋から会津田島までお名残乗車をしてきました。
普通に日帰りで出掛けるのにちょうど良い時間に走る南栗橋発の6050系は、もはや8時24分発の新藤原行きのみ。終点の新藤原でさらに会津田島行きに連絡しています。
無事ボックスシートを独占して、いざ北へ向けて発車すると……それまで曇り気味だったのがウソのように青空が広がり、利根川を渡るために築堤を駆け上がって行くと、これまで山行や鉄ヲタ旅の際に何度も車窓から眺めて感激した、浅間山・赤城山から日光白根山・男体山・女峰山にかけての大パノラマが広がり、改めて感激が!
その後も、下今市を発車して大谷川を渡る際の男体山・女峰山の絶景、そして全面結氷して真っ白になった五十里湖の絶景を楽しみ、やがて列車は人煙稀な雪の森を抜けて、どっぷり積雪に覆われた南会津の山里へ……。
快適なボックスシートに身を委ねて、「どれほど世情が変わろうとも、やっぱり日本は美しい……」と痛感する夢のようなひとときでした。
古き良き長距離列車の旅の醍醐味を味わえる6050系が、東武線内と会津鉄道から消えるのは残念ですが、ただ「今までありがとう、さようなら!」という思いしかないです。

これからは新型特急リバティが6050系の役目を引き継ぎますが、とにかく今は客が少なく、下手をすると本当に地方のローカル線は大変なことになってしまいます。早く、誰もが安心して公共交通を利用して旅を楽しめる世の中が戻って欲しいものです。

こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
東武としては、「快適で速く移動したい方は、これからは特急に乗ってネ!」ということだと思います。特急券の購入も完全オンライン・チケットレスで非常にお手軽ですし……。
また、日比谷線直通用の20050系を改造した20400系も、ロングシートの電車としてはとても快適な部類に入りますし、「大きいザックやゴルフ用品を持って乗るならロングシートの方が荷物を置くのに良いだろ。急行を数本残しているだけでも感謝してくれ」と東武は思っているのかも知れません。
これからは、似たような存在感の車両である西武4000系の今後が気になりますね。下回りは101系ですから、東武6050系と同じく、50年以上モノのヴィンテージ車両になってしまいましたし……。ホームドアとの兼ね合いがとれないため、既に飯能から東では撤退してしまいましたし……。
ただ、寒い谷間が続く西武秩父線を走るなら、2扉ボックスシートでちょうど良いのも確かです。
プリンスホテルを売却するという衝撃的ニュースが出た折も折、節約のためにもうしばらく4000系を使うのか (LaViewを造ってNRAをかなり廃車にしましたので、101系軍団の共通部品は結構あるはず)、それとも電気代節約で40000系の新造を急ぎ、余った新2000系で4000系を置き換えるのか、注目したいと思います。
私は車両のことはよくわかりませんが、写真にあるこの車両にはずいぶんお世話になりました。
そうですか。引退ですか。
あのボックスシート、とてもゆったり座れて車窓からの景色も素晴らしかったのでとても残念です。
私も3月までにもう一度乗りに行きたいです。
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
「東武+山」といえば、圧倒的多数のハイカーにとっては、豪華な特急よりもまずこの快速だったのではないでしょうか
ボックスシートながらも非常に良く練られた座り心地で、いつまで乗っても疲れず、大きな窓からの眺めも最高……その魅力は鉄ヲタでなくても共通なのですね
東武日光方面からの帰りで、利用しやすい6050系の列車は、東武日光15時32分発の区間急行南栗橋行きのみとなっていますので、ご参考の上プチハイクなどお楽しみ下さい
※会津田島からは13時49分発に乗ると、下今市で3分乗り換えでこの区間急行に乗れます。
(最終日が近づくと鉄ヲタで混み合いますので、早め早めをおすすめします
乗車できる列車の時刻まで教えていただき恐縮です。
ぜひ早めに利用したいと思います。
どうもありがとうございました。
いえいえ、この世情で本当に電車に人が乗っていないですので
そうか、とうとうあの車両も無くなるのですね。
小さな頃から慣れ親しんだ、車両がなくなるのは寂しいです。
3月までに、一回ぐらい乗りに行けると良いな
旅に出るときは、4人掛けBOXがいいですね。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
冷房がついていない古い車体だった時も含めて足かけ60年、東武の旅で圧倒的な存在感を持って来た車両ですし、とりわけ汗臭い服と汚れたザック&登山靴という姿で安く移動したいというハイカーや、帰りに酒盛りしたいという向き
東武線内の最終日は3/11ですので、とにかく思い立ったら「なる早」でお名残乗車ハイキングに出掛けられることをオススメします!
でも注意! 2月12日は間違いなく鉄ヲタ満載カオス列車になりますので、避けた方が無難です
「DL大樹」が、ツアー列車として下今市から会津田島まで走り、それを狙う撮り鉄が6050系お名残乗車を兼ねてワンサカ殺到するのが目に見えていますので……www
最初に乗った6050系はスノーパルでした。JRシュプール号と比べて値段は安いものの
ボックスシートで車両は満員、長時間の運転停車で空調を切る新藤原駅は車内が熱すぎて寝れなかった記憶があります。最後に乗車したのは4年前です。会津駒ケ岳登山のあと会津高原駅(今は尾瀬口)から北千住まででしょうか 2両編成が増結を繰り返し6両に建て増しするのを乗りながら楽しめました。
廃止は残念ですけど、車両も古く仕方ないですね。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
ヤマレコ活動&レコ作成のため、亀レスになってしまい恐縮です
スノーパルやシュプール号が走っていたバブル前後の頃は、ベビーブーム世代の大学生や20代がみんな安い列車に群がっており、満員列車で出掛けた向きにとっては大変でしたが w、鉄道にとってはまだまだ良き時代だったということになりますね……
真冬の車内で車内が熱かったのは、それだけ盛況だったということでしょうか。今では考えられません……。
快速が2両から6両まで、建て増しで走るのは、この列車の面白みでしたね。車内にも行き先表示があり、誤乗を防止していたのは、東武快速らしさのあらわれでした。
何はともあれ、一つの時代の終わりですね……
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