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本来、水と緑の恵みを味わいながら雲取山に至るいぶし銀のようなルートでありながら、数年前に崩落が起きて以来廃道となってしまった大ダワ林道は、そんな悲しい登山道の典型かも知れません。
私事ですがここ2年少々、久しぶりに山登りの世界に戻って来まして、さてそろそろ久しぶりに雲取山に挑戦しようか……と思い、昔歩いて大いに気に入った大ダワ林道をまた歩きたいなぁ〜ということで、最新の『山と高原地図・雲取山』を買ってきたところ、そもそも大ダワ林道が載っておらず絶句……。そこでさらにネットで調べてみると、たしかに崩落は致命的な規模……。廃道にするという強い意志のあらわれのためか、立派な道標がバキバキに破壊されているという悲しい光景も……。
嗚呼〜、輝く緑に包まれながら、至るところで流れ落ちる清水で喉を癒しつつ、のんびりと首都の最高峰に至ることが出来たという経験を、もう普通の登山者では永遠に楽しむことができないとは! 唐松谷林道という選択もありますが、結構きわどいトラバース道が続くらしいですので、大ダワばかり歩いて唐松谷は未経験の私はやや尻込みです。
今年はとりあえず大規模な風水害が起こりうる季節が終わりましたが、来年以降なるべく災害が日本列島を襲わず、素晴らしい登山道がこれ以上失われないことを祈るばかりです。
※1枚目の長沢谷徒渉点までは普通に到達できるようですので、またいずれ行ってみたいなぁ……と。(3カットいずれも1997年撮影)
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