天狗信仰について、調べてみようと思い、近所の図書館の蔵書検索で「天狗」をキーワードにひいてみると762件の図書が検索された。
私の大好きな畠中恵氏の「しゃばけ」シリーズや、大仏次郎氏の『鞍馬天狗』、宮部みゆき氏の「霊験お初捕物控」シリーズの『天狗風』(胸白茶トラ鍵しっぽ猫さんが活躍。)などほとんどが小説である。
頭からざっと見ているとおや??
『有頂天家族 二代目の帰朝』(森見登美彦氏著)(2015年2月刊行)
とあった。
えーーー???続編いつの間にか出ていたのか。
いやその前に、
『有頂天家族』が出版されて読んだのはかなり昔のことのような

調べてみると2007年9月のこと。
この本を知ったのは当時視聴していたスカパーのミステリーチャンネルでミステリーの本の書評をする番組であった。
その番組の中で、女性の評論家の方が、ミステリーとは全く関係ない『有頂天家族』を「ミステリーとは全く関係ない本で申し訳ありませんが、ぜひぜひ皆様に読んでいただきたい」と紹介されていた。
「毛深き狸の4兄弟が、父親を「金曜倶楽部」という人間どもに狸鍋にされて殺されて、復讐をする物語です。しかし奇想天外な展開におなかを抱えて笑えます。」
とおっしゃっていた。
早速図書館で借りて読んだことは覚えている。
しかしあれから今年は2016年、9年前の出来事。
天狗???
ウィキペディアで『有頂天家族』を検索し、ようやく内容を思い出した。
ああ、赤玉ポートワインが好きな天狗赤玉先生か

1作目の『有頂天家族』で続編の予告をされていたが、長かったなあ。
しかも続編が出版されたこと1年以上も知らなかった

早速図書館に貸出予約した。
続編のキャッチコピーは「毛玉物語、再び」らしい。
天狗に関する本も2冊予約したが、頭の中は『有頂天家族』でグルグル状態である。
その前に今図書館で借りている笹本稜平氏の『大岩壁』を読み終わらなくては


なんて贅沢な時間。有難いことである。