『武蔵名勝図会』植田孟縉(1757-1843)(ｳｴﾀﾞ,ﾓｳｼﾝ)著 ; 片山迪夫(ｶﾀﾔﾏ,ﾐﾁｵ)校訂
慶友社刊 1967年1月発行
植田孟縉氏は八王子千人同心組頭だった人だそうだ｡
4月28日土曜日に草花丘陵に行った時､羽村郷土資料館にも｢もと丹木村(現八王子市丹木町)の千人同心田中郡次家の門｣である｢旧田中家長屋門｣が移築され展示されていた｡｢八王子千人同心｣のことが全くわからないので､今度調べてみることにした｡
1813年幕府から命がくだり『新編武蔵風土記稿』の武蔵国の多摩郡、高麗郡、秩父郡部分を植田孟縉氏と同じく八王千人同心組頭だった塩野適斎(1775-1847)(ｼｵﾉ,ﾃｷｻｲ)とともに編纂した｡1823年『武蔵名勝図会』を著したそうだ｡
この本に記載されている｢棚澤村｣｢白丸村｣のお山の記述を以下記す｡
｢棚澤村｣
亀甲山 村の西にあり｡御林山の続き､山の地形の亀甲に似たるゆえに名付く｡氷川村界に接す｡
→亀甲山は本仁田山(高指山)のこと｡
｢白丸村｣
城山 村居より多摩川を踰(こ)えて､川の南にあり｡高山なり｡嶺に東西二十間､南北三十間許の平地ありて､清水の湧き出すところあり｡往昔より城山と唱えける｡土人云古え将門がこの辺へしばし居を構えけるとき､遠見の地なりとも云｡いまは四ケ村の秣場となれり｡
高山
筑摩山 村の北にあり｡氷川村との峯境｡
白水山 筑摩山の東にあり｡
根岩山 西寄りにあり｡磐石多し｡
数馬山 氷川､栃窪などの峰境にて､高山なり｡
以下メモ
�仝耄啝海箸呂匹了海里海箸�｡
��白水山の記載あり｡
→角田清美氏｢奥多摩町内の裏甲州街道を往く(その三)｣(｢郷土研究｣20号)には白水山はゴンザス尾根と花折戸尾根の合流地点のところとしているが､根拠ははこれか?
��数馬山はどこか
