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退職日が6月末でしたので、7月の梅雨明けから9月までの山行はほとんどが山小屋泊まりの日本アルプスでした。
思い出に残るものとしては
【1】折立から入って、高天原→水晶→鷲羽→黒部五郎へと時計回りに回る雲ノ平周回。百名山完登を目指している山の知り合いとの同行でした。丑三つ時、露天風呂から見上げるダイヤを散りばめたような星空はとても美しいものでした。
【2】猿倉を夜中の2時に出て白馬岳頂上でご来光を拝み、祖母谷温泉へ下って河原の天然風呂へ。阿曽原温泉まで行って戻り、祖母谷温泉に連泊する予定でしたが祖母谷温泉小屋のあまりの暑さでよく眠れず、連泊を中止し、翌日は唐松岳〜八方池経由で猿倉へ戻りました。
【3】9月には七倉を起点として奥黒部→雲ノ平→裏銀座縦走路経由で周回し、この時に入った高天原の露天風呂は4回目でした。
読売新道の上りは北ア3大急登のブナ立尾根よりはるかに過酷でした。
【4】9月に越百小屋泊まりで行った中央アルプスの全山縦走は積年の憧れでした。摺古木山〜越百山と、越百山〜木曽駒ヶ岳の縦走路はパーフェクトに対照的でした。
また、その年の11月には26日間掛けて、九州の百名山二巡目と二百名山を完登しました。26日間の間に四国の実家へ帰り、今は亡き母を別府温泉へ連れて行ったりしていました。
26日間のETC利用料金は14400円でしたが、埼玉県北部の高速道ICから鹿児島ICまでの往路は2100円でした。
地方の高速道は休日1000円が上限でしたが、関西を抜けるには”地方”扱いとならない大都市近郊区間の通行となったため、1000円が加算されました。
2年2か月あまり続いた休日1000円は2011年6月19日(日)に終了しました。終了前日の18日は道南の渡島駒ヶ岳、19日は南八甲田の山巡りで、今では考えられない往復2000円、只同然に近い高速料金の恩恵にあずかりました。
多分、当時は青森〜鹿児島間を2100円で走った人は結構いると思います。
62歳から今年9月末までパートで仕事をしていました。
私より年上の団塊の世代の人も多くいる職場で、大半は女性であり、休憩時間ともなると姦しさの絶頂の極みでした。
身体の内外に不調をきたし、『もうそろそろ、仕事は辞めようかなぁ』という思いに至り、サンデー毎日の再来となりました。
歳はとっても元気なうちは働いていたいと思っていましたが、振り返って見れば定年後の<元気なうち>は短いものでした。
山へ行ける元気さも風前の灯火が近付きつつあります。
画像1=高千穂峡
画像2=四万十川
画像3=大歩危峡
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