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私が19の時、兄が子猫を拾ってきた。雑種のメスで、名前はミッキー。
最初は猫まんまを喜んで食べたミッキーだが、2回目からはそっぽを向いた。
当時は家で仕事をしていた兄のことが大好きだったミッキーは、いつも兄の部屋にいた。
もともと動物に好かれない性質の私は、ミッキーにとってそのへんのソファか何かと同じだった。だから、私の膝でくつろぐこともごくたまにはあった。
室内で飼っていたが、もともと野良猫だったせいもあり、外に出たがっていたミッキー。なるべく外に出したくなかったのだが、兄が洗濯物を干している時に、ベランダから出て行ってしまった。もう帰って来ないかもしれない、と哀しんでいた3日目の朝、ミッキーは帰って来た。私の部屋に。
なぜ大好きな兄の部屋ではないかというと、私の部屋は湿気が多いため、常に窓をほんの少し開けていたからである。もちろんミッキーが外に出ないように、顔の半分くらいの幅しか開けてなかった。ミッキーはいつも、そこから鼻先だけ突っ込んで、外の匂いを嗅いでいたのだ。
私は寝起きが悪い。しかし、この時だけは、何でか知らないけれど、朝早くにいきなりパッと目が覚めて、そのままロボットのように体を起こし、何も考えずに窓を開けた。そこにはミッキーがいた。私はミッキーがいることに驚きもせず、「ミッキー…


ミッキーは、5年ほど前、老衰で亡くなった。18年ぐらい生きたか。猫にしては長寿であったと思う。晩年はほんとにおばあちゃんになって、粗相をすることもしばしばだったが、皆に笑顔を与えてくれてほんとにありがとう。
でも、今でも確信しているが、あの時、私を操って窓を開けさせたのはお前の仕業だよね? ※私には起きて窓を開ける習慣はない。
はじめまして。あなたは、ミッキーちゃんに、好かれていましたね!だって、猫は、嫌いな人の膝には、絶対に近づかないし、まして座るなんて、頼んでも、してくれませんよ〜(^-^)
(^^)rinaさんこんにちは。
ミッキーには一応家族(家具?)と認められていたようですが、いずれにしても最下層の扱いだったような…(笑)
imonee さん
はじめまして。(^-^)/
長年、猫と暮らしていると
色々と不思議な体験をしますね。
その朝、窓を開けさせたのは
仰る通りミッキーちゃんです。(*^^*)
人間と心を通じさせる術を
ニャンコは確かに持っている。
愛しい不思議な生き物ですね。
(^^)sionさんこんにちは。
ほんと、いきなりパッと起きて窓を開けて、ミッキーの顔を見るまでは全くの無心でした。
操られていたとしか思えません…
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