■先送りは生物学的に正しい−究極の生き残る技術
■著者:宮竹 貴久
■感想
物事を先送りすることが、
人間社会でも、有利に働いたりすることがあるようです。
上司を捕食者、あなたを「食べられる弱い生き物」ととらえ、
どのように捕食者たる上司の餌食にならないようにするか。
サラリーマン社会での生き残り戦術を、生物の生き残り戦術から学ぶことができます。
先送りするというのは、
今、決めない ということ、のようです。
生物界における先送りの例としては、はっきり書かれていないのですが、どうやら
「死んだふり」
をすることらしいです。
登山界でもクマに出会ったら死んだふり、という迷信がありますが、死んだふりには意味があるのです。適切な場面で使えば、ちゃんと効果があるのです。
死んだふりとはつまり、「動かないこと」
動くと、「あ、餌だ」と捕食者に見つかって食べられてしまうのです。
よく、ハムスターや虫は危険を察知すると動かなくなりますが、その理由が分かりました。動かないことで、餌と認識されないようにしているのです。
他には、敵によって自分の形態を変えるおたまじゃくしの例があります。
このおたまじゃくしの例は本当に驚き!!!!
遺伝子の不思議と柔軟性を知らされる思いです。
ここにも実は先送りがあります。しなくてもいいこと、する必要のないことはなるべくしないでおいたほうが有利ということ。
肩のこらない読み物なので、読んでみてください。
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