(もっとも、そんなに山の映画を見ているわけじゃないけど・・・)

子どものときに学校の授業で見せられ、強烈なインパクト。
この事件のせいで、冬山=遭難のイメージを持っていた。
最近、事件の記録をまとめた研究サイトを読んだりして、この事件には特別な思い入れを持っているが、映画はもう見たくない。事実を知った以上、創作の小説も読むことはない。

淡々とした印象だったけど、比較的良かった。軍部にちょっと腹が立つけど・・・最後はいい感じ。登山者同士の素敵な連帯感。
仲村トオルの登山服がカッコよすぎ・・これは演出なのか・・・?時代考証の結果正しいのかしら?

岩登りとテロリストの話。岩に興味がないし、テロリストも出てくるひたすら嫌な展開。

これは、山にそれほど惹かれていない時期にチラッと見ただけだけど、雪の映像が新鮮でかっこよかった。。クレバスに落ちて閉じ込められ、しかも病気になってしまった兄弟を救出する話だったような? だから共感しやすい内容だった。金曜ロードショーでやっていたら、もう一度ちゃんと見たい。

実は見ていない。映画のテーマである大量遭難事件の記録は、生存者のジョン・クラカワー氏が記した「空へ」というタイトルの本で読んでいて、そこで読んだ状況が映像化される・・・ということを考えただけで、恐ろしかった。ただ監督のインタビューは非常に印象的で、山を知っている人にはぜひ話したい内容だった。彼のアプローチはよいと思った。監督は、遭難者が交わしていたすべての無線交信を聞いたのだ。その無線交信から映画の話を組み立てていった。
監督は、エベレストの最高の映像は、絶対3Dで見せなくては、と思ったそうだ。

地元の山の山頂に、ちょこっと盛り土をして高さをかさ上げし、「山として地図に載る」よう画策するウェールズ人たちの話。300メートル程度の山でもそれを愛する人たちの心に共感できる。映画として最初見たときには非常に地味な印象だった。けれども監督が書いた小説版が何倍も面白く、その小説に書かれていた背景を知ってから見ると、せっせと土を運ぶ住民のみなさんを応援したくなり、心温まる。 結果的にこれが一番。

それ山の話? うん違う。でも登山者じゃないとできない殺人がでてくる。全然登山の話ではなく、登山シーンが出てくるだけの映画。たまたま最近見たので印象に残ってます。
ヴァンサン・カッセルの喧嘩シーンが超かっこいい。ヴァンサン萌え〜

こうしてみると、あまり山の映画を見ていないなあと思う。見ていないけれど知っている山の洋画としては「生きてこそ」(これもハードな話だ)。
日本映画だと、「春を背負って」(これは見てみたい)、 「神々の山嶺」。
では旅、という範疇にまで広げてみると、もう少しあるかもしれない。ロードムービーは好きだ。でも「プリシラ」のようにたいてい車で移動する話なので、自分の足で歩く、という映画はあまり見ていない。歩く旅に関してはドキュメンタリー番組をたまに見て感動している。
で、この夏公開される、「ロング・トレイル」は歩く映画として面白そうだ。
旅の話で好きなのは、映画でなくて申し訳ないが、ジョン・スタインベックの「チャーリーとの旅」。
彼が愛犬と共にキャンピングカーでアメリカを旅したときの話だ。