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今の時期はマテ山までは雪が無く、登山道がしっかりあります。
この時、偶然にも先月末に七座山でお会いした方と何と偶然にも二度目の再会。
マテ山から山頂目指し、別ルートで降りるかなと話したら、今はピストンの方がいいですよと教えられたので、これは大事な指導と認識しその通りに従いました。
マテ山から山頂まで雪渓が続き、この間のブナの疎林を見ながら進みました。
ソロで登る時、やはり怖いのはクマであり絶えず警戒しながら登りました。
白い雪渓が続く風景に黒く動く物体がいませんようにと・・・・。
クマの場合、日中は笹薮の中に潜んでいると思います。クマが雪渓の処を歩いても
餌がないと思いますので、雪の溶けた箇所を中心に回っていくのではないかと。また八幡平の後生掛温泉から焼山避難小屋までピストンした時、行きの時には無かった糞が帰りにはあったので、あの毛氈峠近くのどこかの藪にクマは潜んでいた事になります。
雪渓の右側は笹が生い茂っていたのでそちらにも目をやりながら山頂を目指しました。文句なしの快晴、無風で山頂に立った私はしばらくその白神山地の風景に見入ってしまいました。許可なくば人の入れぬ山、その白神山地の広き様を。
八甲田山や八幡平も何度か登りましたが、白神山地は感動の種類が違うものがあります。安全度からいけば夏の八甲田山は絶え間なく人の入っている山ですのでクマの心配などする必要がありません。ソロであればリスクをある程度背負っていく部分があるのが今回の山行だったなと思います。(ベテランの登山者さんから見ると大げさですけど・・・)
昔、マタギ達がクマを獲る為にこういった山々を舞台に、何日も籠ったりしていたのを本で読んだ事がありますが、今の時代に生きる自分はこういった人達の我慢、忍耐は出来っこないと思います。メタボ対策で登っている中年ですし(苦笑)
また日常の生活を忘れて自然に同化しながら歩く行為、豊潤なまでに湧き出る冷たい白神の水を飲みほした昨日は楽しい一日でした。
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