金山と言いますと、甲斐の国の金山や新潟佐渡島の金山を思い浮かべます。
秋田県大館市の南部の方に、大葛という地名があり、ここは遠い昔に金山として栄えていたようです。鉱山夫として働けば、どうしても肺をやられる病に罹りやすくなります。ウィキペデで見ますと、菅江真澄が、「鉱山労働者は男は若くして死ぬ者が多い、女は一生のうち7〜8人の夫をもつ者が多い」と記されたものがあるようです。人間の一生が如何に短かったか、また女の人生も涙を枯らし、かつ、生きていかねばならない宿命があったように思えます。文明化の進んだ日本でありますが、更なる飽和を求め、結果として生み出された高齢化社会を見ますと対照的なものを感じます。
人間の本能に訴求した生活の質という言い方はおかしいかも知れませんが、昔の暮らしの方が純度が高かったと言えるかも知れません。
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